株式会社Josan-she's(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:渡邊愛子、以下「ジョサンシーズ」)は、三菱地所が9月17日に開業した日帰り型産後ケア施設「YUARITO DAY 日本橋浜町」と協業を開始いたしました。「YUARITO DAY 日本橋浜町」は、産後ケアに新たな選択肢を提供する施設として誕生し、開業を記念して座談会&見学会を開催しました。本イベントでは、"本当に求められる産後ケア"をテーマに、実際に産後ケアを利用したママたちが集まり、体験談や意見を共有しました。
会場は日帰り型産後ケア施設の「YUARITO DAY 日本橋浜町」で開催し、以下の3部制で実施しました。
第1部: 登壇者の紹介と産後ケア事業の立ち上げ背景
・三菱地所の産後ケアサービス「YUARITO」(三菱地所株式会社)
・潜在助産師の活躍推進&妊娠〜育児のトータルサポート 「ジョサンシーズ」(株式会社Josan-she’s)
・トークセッション:テーマ「なぜ産後ケア事業を立ち上げようと思ったのか?」
第2部: 産後ケアを利用したママのリアル座談会
・産前産後のモチベーショングラフ作成&共有
・トークセッション:テーマ「産後ケアに求めること」
第3部: 日帰り型産後ケア施設「YUARITO DAY 日本橋浜町」施設見学
・ラウンジ&プレイエリア
・ベビーケアエリア
・ケアルーム
第1部では、三菱地所の産後ケアサービス「YUARITO」や、潜在助産師の活躍推進と妊娠から育児までのサポートを行う「ジョサンシーズ」の紹介を行いました。三菱地所の新事業創造部副主事、内田沙紀さん(以下、内田さん)とジョサンシーズ代表渡邊が、産後ケア事業を立ち上げた背景や課題について語り、内田さんの出産〜産後の体験が産後ケアサービス「YUARITO」誕生のきっかけとなったことが共有されました。また、ジョサンシーズ代表渡邊は、産後ケアがまだ十分に社会に浸透していない課題を指摘し、その必要性を訴えました。
第2部では、実際に産後ケアを利用したママたちによる座談会が行われ、サービス利用による心境の変化や、産後ケアに対する期待について意見が交わされました。
第2部: 産後ケアを利用したママのリアル座談会
イベント参加者の傾向
妊娠・産後のモチベーショングラフに類似した傾向が見られる
多くの女性が、妊娠中のつわりや体調不良により感情の起伏が見られ、妊娠後期には気持ちが上向くものの、出産後に急激な感情の低下を経験しています。しかし、産後ケアのサポートを受けることで、心身の状態が改善し、感情の回復が促進される傾向が見られました。出産直後の落ち込みの主な要因としては、体調不良や新生児のお世話に伴うストレスが挙げられます。特に、1人目の出産時に産後うつの兆候が見られた女性が、2人目の出産時に産後ケアサービスを利用したことで、産後直後も比較的安定した状態を維持できたという具体的な事例も確認されています。
参加者の声
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自分でもたくさん情報を調べていたが、どうしても専門性がないと判断できない領域があり、我が子の個別性にも配慮したうえで専門家のアドバイスを受けたいと思い産後ケアを利用した。(参加者Aさん)
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出産後2日目から歩く指導を受けたものの、身体の回復イメージがまったくわかず、早期に仕事を戻りたかったので心身を整えるためにサポートを受けたいと考え利用した。(参加者Bさん)
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第1子の時は産後鬱になりかけており危機意識を持ったので、第2子出産の時は最初から外部のサポートを受けたいと考えた。その結果、第2子の時は出産直後もメンタルが落ち込むこともなく、子育てに取り組めている。(参加者Cさん)
イベントから得られた結論
イベントを通じて明らかになった参加者のモチベーショングラフにおいて、以下のような要因が感情の落ち込みに影響していることがわかりました。
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不妊治療・妊娠中の課題
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体調の変化、つわり、切迫早産
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職場での対応や、出産後のキャリア継続への不安
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産後の課題
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育児や体調管理
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睡眠不足や育児疲れ、母乳育児の悩み(母乳が出ない、乳腺炎など)
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メンタルヘルス
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産後うつやホルモンバランスの乱れ、育児における孤独感や社会的孤立
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仕事復帰と育児の両立
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職場復帰のタイミングや職場での育児支援、育児と仕事のバランス
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サポート不足
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産後ケアや育児・家事に対する社会的支援が不十分
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入院中に限られた時間で基本的な知識を学んでも、退院後すぐに24時間体制の育児が始まる厳しさ
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子育てに関する情報の一元化が難しく、個々の子どもに合わせた判断が難しい
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パートナーとの関係
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育児への参加度合いとコミュニケーションの課題
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産後ケアのサポートによって安心できたこと
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心身を回復する時間をとれたこと
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不安だった赤ちゃんのお世話の仕方を教えてもらえた
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産後ケアの担当者による些細なコミュニケーションで孤独感が緩和された
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産後ケアに求めること
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出産後の負担軽減を図るための産後ケア文化醸成
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低月齢のみだけではない継続的なサポート
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家族全体で利用できるサービスや夫へのサポート
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企業や行政による費用の支援
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第3部: 日帰り型産後ケア施設「YUARITO DAY 日本橋浜町」施設見学
オープンしたばかりの「YUARITO DAY 日本橋浜町」は、産後のママと1歳未満の赤ちゃんを対象に、90分のボディケアや育児相談、カウンセリングなど、充実したサポートを提供します。託児サービスもあり、赤ちゃんを預けながらリラックスした時間を過ごすことが可能です。
対象:1歳未満の乳児とその母親
期間:2024年9月17日~11月30日までの火・木・土・日曜日
URL:https://note.com/yuarito/n/n6d02d6928732
ラウンジ&プレイエリア
知育玩具や絵本を揃えたプレイエリア及びラウンジスペースを利用(フードドリンク付き)できます。
各回30分のワークショップがついており、ベビーマッサージ、手形・足形アートなどをお子さんと一緒に楽しめます。
*10:00~13:00/13:30~16:30二部制で各回4組まで
ベビーケアエリア
助産師をはじめとした専門スタッフによるカウンセリング、育児相談、母乳相談対応が可能です。お子さまを預けて外出も可能です。
*10:00~16:00(6時間)の滞在、個別ブース利用可(1日3組まで)
*昼食(お弁当)、フリードリンク付
ケアルーム(リラクゼーション・ボディケア)
産後の女性の身体に関する専門的な知識を持った助産師や看護師、理学療法士が施術を行うリラクゼーションボディケアサービスもご利用いただけます。施術中は、スタッフが赤ちゃんのお世話をしてくれるので安心です。
産後の忙しい日々の中で、自分のことを後回しにしがちなママも、ゆったりとした時間を楽しむことができます。
ジョサンシーズについて〜助産師による妊娠〜育児のトータルサポート〜
〜助産師登録数トップクラス | 助産師による妊娠〜育児のトータルサポート〜
妊娠〜子育て時期を助産師がオンラインとオフライン(訪問)のハイブリッド型でサポートするサービス”ジョサンシーズ”を運営し、約6万人(*1)の潜在助産師の新たな活躍のフィールドを創出しています。
変化の多い妊娠〜産後を専門的にサポートできる助産師が、一人ひとりにパーソナライズされたサービスを提供する各種プランと産院連携サービスを展開中。助産師をはじめとする女性専門職の新しい働き方を促進することで、豊かな妊娠・子育て体験をサポートします。
(*1)潜在助産師数は、「助産師国家試験合格者数-就業助産師数」で算出
出典:「政府統計の総合窓口(e-Stat)」衛生行政報告例(厚生労働省) 「令和4年度衛生行政報告例」
■ 会社概要
社名 株式会社Josan-she’s株式会社 / Josan-she's Inc
代表 渡邊 愛子(わたなべ あいこ)
設立 2021年10月6日
事業内容 助産師による妊娠〜育児のサポート「ジョサンシーズ」運営(低月齢ベビーシッター、産院連携事業など) / 助産師の活用推進事業
会社HP&サービス詳細 https://josanshes.co.jp/
※ 本稿は2024年10月31日にPRTIMESにて公開された記事、産後ケアイベントレポート | 産後ケアエキスパート「ジョサンシーズ」 が産後ケアサービス「YUARITO」を提供する三菱地所と座談会&施設見学会開催を再編したものです。