『今日から腸活』ディリーコラムvol.230 腸活食材【納豆】混ぜると栄養価が高くなるってホント?

2025.12.08

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「納豆は混ぜた方が栄養価が高くなる」なんて聞いたことはありませんか?

「何回混ぜるのが最適なの?」「そもそも、それって本当なの?」「混ぜすぎるとネバネバ感が増して苦手」なんて、色々と考えてしまうもの。

今回は、納豆の混ぜ方と栄養の関係、腸に優しい納豆の食べ方を、薬膳アドバイザーが解説します。

 

混ぜると変わるのは粘り

 

「納豆を混ぜると栄養価が変わる」という説は、とある大手納豆メーカーが「そんな事実はない」と否定しています。

 

納豆を混ぜることによって変わるのは、粘りや消化吸収の効率です。

 

納豆菌が作りだす「ポリグルタミン酸」により、納豆を混ぜるほど粘りが増します。

 

また、この粘りが増すほど旨み成分や香りも強くなり、柔らかくなるので消化吸収もスムーズになります。

 

どうやら「納豆は混ぜるほど栄養価がアップする」というのは、この消化吸収がよくなるという話が派生したもののようです。

納豆に含まれる栄養価

納豆に含まれる栄養素として、よく知られているのは「ナットウキナーゼ」です。

 

これは血流をサポートする酵素として知られていますが、加熱に弱いという弱点があります。

 

そのため、炊き立てのご飯ではなく、少し冷えたご飯に乗せて食べるのがおすすめです。

 

その他、納豆には骨や血管の健康を維持するビタミンK2や、お通じのサポートに役立つ食物繊維、筋肉の素となる良質なタンパク質も豊富に含まれています。

 

さらに、納豆は腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境を正常に保ちたい人にはおすすめの食品です。

腸活を意識した納豆の食べ方

 

納豆は手軽で安価なため、腸活のために毎日食べる食材として選ばれやすいといわれています。

 

一方、毎日同じ食べ方だと飽きてしまいますよね。

 

そこで、こんな食べ方もおすすめです。

 

・キムチやオクラと一緒に

・すりごまや青じそをプラスして味変

・付属のタレではなく、ポン酢をかけてみる

 

これなら、飽きることなく毎日納豆を楽しめますよ。

 

腸活のポイントは、毎日楽しくストレスフリーに続けることです。

 

無理をせず続けられる自分に合った方法を探してくださいね。



 

<監修者プロフィール>

 

 

 

 

 

 

 

山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。

手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。

【今日から腸活】
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