「ピルってよく聞くけど、実際はどういう薬なの?」
女性にとって身近な存在である生理ですが、その不快感への対処法については知らない人も少なくはありません。
今回は、薬剤師の山形ゆかりさんにピルの基礎知識や生理痛と腸内環境の関係について教えていただきました。
Q.ピルってなに?痛み止めとは違うの?生理痛はなくなる?

A.ピルは、女性ホルモンのバランスを整えるお薬です。排卵を抑えたりホルモン変動の波を穏やかにすることで、生理のつらさを軽減する目的で処方されることがあります。
痛み止めは「今ある痛みを和らげる」ために服用されますが、ピルは「生理そのものを軽くする」ことを目的に服用されます。結果として生理痛が軽減される場合でも、痛み止めとピルは目的が異なっているんです。
生理痛が軽くなる人が多いですが、完全にゼロになるとは限りません。ピルを服用していても痛み止めが必要となる人もいますし、だいぶ楽になる人もいます。
体質や、そのときの体調によっても異なるので注意してくださいね。
Q.ピルって気軽に飲んでいいの?
A.個人差がありますが、副作用が出る場合があるので、気軽に飲めないケースもあります。とくに、飲み始めは吐き気や頭痛、むくみを感じる人も少なくはありません。症状は数週間で落ち着くことが多いですが、辛い場合は医師や薬剤師に相談してくださいね。
Q.事情があってピルが飲めない…生理痛は我慢するしかない?

A.副作用や他の薬との飲み合わせの問題、金銭的な事情、婦人科に通うのが難しいなどの理由でピルが服用できない人もいます。生理痛が重い場合は、腸内環境を整えることも対策のひとつです。
腸内環境が乱れると、ホルモンバランスや自律神経が乱れやすくなるので、生理痛が悪化することがあります。
逆に言えば、腸内環境を整えるとホルモンバランスが安定しやすくなりますし、冷えやむくみが軽減されたり、イライラしにくくなったりする効果が期待できます。結果として「前より生理が楽に感じる」ということもあるようですよ。
Q.今日からできる腸ケアを教えて!
腸内環境を整えるためには、まずは以下の3つのポイントを意識してください。
・からだを冷やさない
・納豆や野菜、味噌やヨーグルトを食べる
・睡眠不足を防ぐ
このような習慣を意識することで、生理痛が楽になるかもしれません。
「体質だから仕方ない」「ピルを飲めないから我慢するしかない」と諦めず、まずは根本的なケアにチャレンジしてくださいね。
<監修者プロフィール>

山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。
手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。
【今日から腸活】
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