皆さんはじめまして、「女性ホルモン博士」として活動している本庄楓です。
私は、10代の頃からホルモンバランスの乱れに長く苦しんできました。
これまで、PMS、月経不順、無月経、無排卵、子宮外妊娠、若年性更年期障害、免疫障害の難病を患い、日々の不安や、制限ある生活のストレスによるホルモンバランスの乱れが原因の肌荒れなどの沢山の心身の不調を経験しました。
ホルモンバランスの乱れにより荒れた20代の頃の私の肌
この経験から、論文を読んだり、専門の先生の元でホルモンバランスや女性ホルモンのこと、膣のケア方法や膣トレなどについて学んできました。
そして、様々な女性のお悩みを聞いてきました。
これらの学びや経験をみなさんにお伝えすることで、自身の身体のことをもっと知り、女性ホルモンを味方につけ、内面からの美しさを手に入れてほしい、そんな想いでこのコラムをやっていきたいと思います。皆さん、さまざまな症状や悩みがあるとは思いますが、本コラムでそんな皆さんの悩みを少しでも軽くできれば嬉しいです。
早速ですが、女性なら誰もが聞いたことがある、「ホルモンバランス」。10代から悩んでいるという方もとても多く、実は、女性の約80%もの人が悩みを抱えていると言われています。
ホルモンバランスのホルモンは女性ホルモンのことで、主に二つの女性ホルモンのことを言います。ひとつは卵胞ホルモンであり女性の美容健康を左右する美容ホルモン、美人ホルモンと呼ばれている、「エストロゲン」
エストロゲンとは
エストロゲンとは、肌の若さや美容に欠かせない働きをします。
コラーゲンを生成し、ツヤのある美肌を作り、女性らしい身体や、髪を綺麗に保つ作用、肌や粘膜を潤す作用もあり女性には嬉しいことばかり!
しかし、こんな嬉しいことばかりの女性ホルモン「エストロゲン」は残念なことに..20代をピークとして、加齢と共に分泌量は減少していきます。
しかも、年齢だけでなく、ライフスタイルの影響をとても受けやすく、ほんの些細なことで美人ホルモン・エストロゲンは低下してしまうという..(°_°)
とってもとってもデリケートな女性ホルモンなのです。
続いて、女性ホルモンのもう一つ「プロゲステロン」
プロゲステロンは、妊娠ホルモンと呼ばれていて妊娠の準備のために、黄体ホルモンが多く分泌されます。 この黄体ホルモンには水分や養分をため込む作用があるため、女子の大敵!むくみに繋がることがあります。
生理前の浮腫みやPMS(月経前症候群)を経験している方が多いのも、妊娠する準備のためのプロゲステロンの働きで身体に水分を多く溜め込もうとするためなのです。
この浮腫みが原因で便秘になったり、ガスが溜まったりもします。
生理が始まり、終わりに近づくにつれて、増えた体重が減り、便秘が治る経験をした方は多いのでは?
他にも、PMS(月経前症候群)では頭痛や気分の沈みで悩む方も多いと思いますが、プロゲステロンにはセロトニンを抑える働きがあり、このことが原因の一つになっています。セロトニンは血管を収縮させるので、脳の血管を拡張させ頭痛を感じたり、精神状態を安定させる働きもしているため生理前や生理中に自分で自分の感情のコントロールができなくなってしまうのです。
私はイライラもあれば、一人で寝ることが寂しく感じる、ちょっとしたことで泣きたくなります。完璧な情緒不安定です。笑
こんなマイナスのことばかりではなく、妊娠ホルモンと呼ばれているだけあって妊娠を維持するのにもなくてはならない大切な女性ホルモンのひとつです。
ホルモンバランスとは毎月の生理を基準に、この二つの女性ホルモンが変動することを指し、正常にホルモンが分泌されていないことによる心と身体への影響のことをホルモンバランスの乱れといいます。
今回は二つの女性ホルモンについてざっくりとお話しましたが、次回は、女子のお肌のお悩みの代表!
私も沢山悩んで苦しんだホルモンバランスの乱れによる”ニキビ”についてお話したいと思います。
著者のプロフィール
女性ホルモン博士 本庄楓
株式会社E’rable 代表取締役
自身のホルモンバランスの心身の不調、無月経、無排卵、月経不順、子宮外妊娠、免疫障害の難病を経験し、女性ホルモンについて学び女性ホルモンエストロゲン配合オリジナル化粧品「FemMoon(フェムムーン)」開発販売、尿もれ改善膣トレトレーナー業、女性ホルモンセミナーを行なっている
膣ケアアドバイザー
膣トレ認定トレーナー
※個人的な見解によるものです。