「ぐっすり寝ているのに疲れが取れない」「アロマやヒーリングミュージックを試しても寝た気がしない」なんて思ったことありませんか?
疲れがとれずに昼間も眠気を感じるのは、睡眠の質が悪いのかもしれません。睡眠の質が悪いと仕事や家事の効率が下がり、肌荒れや肥満などのリスクもあります。
このように睡眠の質が悪くなる原因は、腸内環境の悪化が原因かもしれません。
睡眠と腸って関係あるの?
眠気を感じるのは、体内で分泌される「メラトニン」というホルモンが原因です。メラトニンは食品から摂取する「トリプトファン」という栄養素を元に作られます。腸内環境が悪いとメラトニンの分泌量が減り、睡眠の質が下がってしまいます。
「最近、寝ても寝ても疲れがとれない!」という場合は、自分の腸内環境に着目することも重要。
ぐっすり眠りたいときの献立は?
「今夜はぐっすり眠りたい!」という日には、献立を工夫してみましょう。
メラトニンの原料となるトリプトファンは、摂取してから約15時間後にメラトニンになるので朝食でバナナや納豆から摂取するのがおすすめ。
脳をリラックスさせて深部体温を下げることで睡眠の質を高める「グリシン」は、夕食で鶏肉や大豆製品から摂取するのがおすすめですよ。
また、食事を摂る時間にも注意が必要です。胃に食べ物が残っている状態で寝ると眠りが浅くなりがちですよ。消化には2~3時間かかるといわれているので、就寝時間の3時間前には食事を済ませておきましょう。揚げ物やスナック菓子のように、消化が悪いものは避けてくださいね。
効率的に腸活するならサプリがおすすめ!
家事に仕事に趣味に忙しいと、毎日の献立に気を使うのは難しいもの。そこで、サプリメントを活用するのもおすすめです。腸活に必要な食物繊維や善玉菌が含まれるサプリメントを服用することで、効率的に腸活を継続しやすくなりますよ。
毎日決まった時間に飲むことで、忙しい人でも腸内環境を整えやすくなります。ぐっすり眠れて昼間に眠気を感じにくくなり、仕事や家事、趣味に全力で取り組めるようになります!
腸を整えて超ぐっすり!
忙しいと自分のケアをおろそかにしてしまいがちですが、忙しい人ほど毎日のケアが大切です。特別なケアではなく「気軽に始められて、継続しやすいケア」を意識して、自分を大切にしてくださいね。
<監修者プロフィール>
山形 ゆかり(やまがたゆかり)
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。