五月病になる前に。新生活のソワソワ・動悸・胃の不調を漢方薬でリセットする方法

2026.04.17

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4月からの新生活に、期待と同じくらい不安を感じていませんか?

環境が大きく変わる春は、知らないうちにストレスがたまりやすく、自律神経のバランスも乱れやすい時期です。
ソワソワして落ち着かない、動悸がする、胃の調子が悪いなど、心やからだの不調を感じる人も少なくありません。

そこで今回は、新生活のストレスによる不調や五月病の予防に役立つ漢方薬について、「あんしん漢方」の薬剤師、清水みゆきさんに教えてもらいました。

1.環境の変化が心身に与えるダメージ

4月は新しい生活が始まる時期です。
入学や就職、異動、引っ越しなど環境が大きく変わる人も少なくありません。

新しい人間関係や慣れない仕事、生活リズムの変化は、知らず知らずのうちに心とからだの負担となりがちです。

このような状態が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

自律神経は、呼吸や心拍、体温調節などを無意識にコントロールしている神経です。
本来は、活動するときに働く交感神経とリラックスするときに働く副交感神経がバランスよく切り替わることで、心身の状態が安定しています。

しかし、環境の変化によるストレスが続くと、緊張状態が長く続きやすくなるため、交感神経が優位な状態となり、次のような不調があらわれやすくなります。

  • 気持ちが落ちこむ
  • 動悸がする
  • 胃の調子が悪い
  • 食欲が落ちる
  • 眠りが浅い

こうした状態を放置していると、ゴールデンウィーク明け頃に心身の疲れが一気に表面化してしまうこともあります。
これが、五月病と呼ばれる状態です。

五月病は突然起こるのではなく、4月から続くストレスの積み重ねによって起こるケースが多いとされています。

2.ストレスケアに漢方薬が役立つ理由

環境の変化による不調は、病院などで検査をしてもはっきりした異常が見つからないこともよくあります。

「病気ではないけれど、体調がよくない」という状態です。

漢方薬は、このような心とからだのバランスの乱れによる不調の改善を得意としており、
心身のバランスを整えながら、本来持っている回復力を引き出していくのが特徴です。

そのため、単に今ある症状を抑えるだけではなく、自律神経や血流の乱れを整えたり、胃腸の働きを高めたりすることで、ストレスによる不調を根本から立て直していくことを目指すものといえます。

新生活のストレスがたまりやすいこの時期こそ、五月病を予防するために、早めにケアを始めることが大切です。

3.新生活の不安を和らげる漢方薬

同じ不安感がある状態でも、体質や症状によって選ぶ漢方薬は違ってきます。
ここでは、不安感とあわせてあらわれやすい症状別に、よく用いられる漢方薬を紹介します。

3-1.眠りが浅い人には加味帰脾湯(かみきひとう)

加味帰脾湯は、胃腸の働きをよくして、心身のバランスを安定させる漢方薬です。
眠りが浅く疲れやすい人、胃腸が弱い人に用いられます。

3-2.のどのつかえ感を伴う人には半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

半夏厚朴湯は、ストレスによる自律神経の乱れを整える漢方薬です。
のどにつかえを感じ、不安感や気分の落ち込みがある人に適しています。

3-3.胃の不調がある人には茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)

茯苓飲合半夏厚朴湯は、胃の働きを整えて、胃もたれや吐き気などストレスによる胃の不調に用いられる漢方薬です。
胃の不調があり、のどにも違和感がある人に向いています。

3-4.イライラが強い人には抑肝散(よくかんさん)

抑肝散は、神経の高ぶりを落ち着かせ、イライラや怒りっぽさを和らげる漢方薬です。
イライラしやすく、神経過敏になりやすい人に用いられます。

3-5.動悸を感じる人には桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

桂枝加竜骨牡蛎湯は、神経の過敏状態を鎮め、緊張や不安を和らげる働きがある漢方薬です。
動悸や不安感があり、体力があまりない人に用いられます。

4.自分に合う漢方薬の見つけ方

漢方薬は自分の状態や体質に合ってこそ効果を発揮するものであり、うまく合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあるものです。
どの漢方薬が自分に合っているかを見極めるためには、専門家の力を借りるのが安心です。

漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
対面では話しにくい悩みもスマホで気軽に相談することができます。

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5.五月病を予防しよう

新しい環境となる4月は、知らないうちにストレスがたまりやすい時期です。
緊張や不安が続くと自律神経のバランスが乱れ、動悸や胃の不調、眠りの浅さなどの不調につながることもあります。

新生活のストレスをためこむ前に、早めにケアを始めることが大切です。
自分に合った漢方薬を取り入れて、健やかに新生活を過ごしていきましょう。

<この記事の監修者>
 

あんしん漢方薬剤師 清水みゆき

 

 

 

 

 

 

漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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