祇園白川の水辺に、世界が交差する。The Shinmonzenが新体制で問いかける、京都ガストロノミーの次の地平。

2026.07.28

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祇園白川のせせらぎが聞こえる夜、石畳の路地を抜けた先に、その扉はあります。
安藤忠雄が手がけた現代的な日本建築の中に、わずか9つのスイートルームと、ミシュラン1つ星のレストラン「Jean-Georges at The Shinmonzen」を擁する「The Shinmonzen」。日本初のミシュランキーホテルセレクションで2ミシュランキーを2年連続で獲得し、世界中の旅人が「京都に来るなら、ここへ」と目指してくる場所が、今、新たな一章を開こうとしています。
新エグゼクティブシェフにオスカー・エングマンを迎え、開業以来厨房を支えてきた原田梨世奈氏がシェフ・ド・キュイジーヌに就任。この新体制が問いかけるのは、京都のガストロノミーの、その先にある地平です。


9室だからこそ生まれる、あなただけの京都。「Guest Experience Curators」が紡ぐ滞在の哲学

「このホテルそのものを目的に、京都を訪れていただけるようなデスティネーションでありたい」——その言葉に、The Shinmonzenの本質が凝縮されています。

祇園白川を望む京都屈指のロケーション、安藤忠雄による建築、世界水準のコンテンポラリーアート、厳選されたワインコレクション、そしてミシュラン1つ星のレストラン。これだけの要素が一つ屋根の下に揃いながら、9室というスモールラグジュアリーがもたらすのは、それらを「点」として体験するのではなく、ひとつの流れとして紡ぐ滞在の体験です。

ゲストサービススタッフをThe Shinmonzenは「Guest Experience Curators(体験の紡ぎ手)」と呼びます。チェックインからチェックアウトまで、その方だけの京都との出会いを丁寧に演出する——それは、9室という希少性があってこそ実現できる、真のパーソナルラグジュアリーの形です。世界中の旅人がこの場所を目指す理由は、豪華さではなく、「ここでしか生まれない自分だけの時間」にあるのかもしれません。


ブラジル・英国・中東を経て、京都へ。オスカー・エングマンが描く、新たなガストロノミーの地平

20年以上にわたり、ブラジル・英国・中東でラグジュアリーホスピタリティとファインダイニングの世界を歩んできたオスカー・エングマン。JWマリオット・ドーハでのシェフ・ド・キュイジーヌ、ドーハAura Hospitality Groupのブランドエグゼクティブシェフとして数々のダイニングコンセプトを牽引してきたこのシェフが、なぜ今、京都へ——。

「多様な文化を尊重しながら新しい価値を創造する姿勢が、The Shinmonzenの目指す方向性と深く共鳴した」。その言葉が示す通り、オスカー・エングマンの招聘は単なる「スター人材の獲得」ではありません。京都という土地の魅力を尊重しながら、世界で培われた視点を融合させ、Jean-Georges at The Shinmonzenの品質をさらに高め、ホテル全体のガストロノミー体験を新たな次元へと引き上げていく——その明確なビジョンのもとに実現した人事です。

新たな食体験やプロジェクトへの挑戦も視野に入れながら、この小さな宿に宿る料理の物語は、今まさに新しい頁をめくろうとしています。


開業から厨房を共に歩んだ原田梨世奈氏、料理長へ。「育てる文化」が生んだ、次世代リーダーの誕生

新体制のもうひとつの主役は、内側から生まれたリーダーです。

2022年にシェフ・ド・パルティとしてThe Shinmonzenに入社し、「Jean-Georges at The Shinmonzen」のプレオープニングから立ち上げに携わり、副料理長を経て今回シェフ・ド・キュイジーヌへと就任した原田梨世氏。開業以来このホテルの厨房とともに成長してきた彼女の昇進は、The Shinmonzenが大切にする人材育成の哲学を体現しています。

「優れたサービスや料理は、人の成長によって生まれる」——その信念のもと、原田氏は日々の運営を通じてこのホテルの料理哲学と品質基準を深く自分のものにしてきました。経験豊かなスタッフと次世代のリーダーが互いに学び合いながら成長できる環境を築くこと。それが、ミシュランの評価を超えたところに、The Shinmonzenが目指す「長く愛されるホテルとレストラン」の姿があります。世界から招いたシェフと、この地で育ったシェフが並び立つ新体制は、外からの視点と内側からの深みが交差する、まさにThe Shinmonzenらしい布陣です。

「ホテルとレストランが一体となり、京都という特別な場所だからこそ生まれる美しい時間を創出し続けること」——The Shinmonzenが語る「次の章」は、評価や星の数を超えた場所にあります。

祇園白川のせせらぎ、安藤忠雄が刻んだ静寂の空間、そして新たなふたりのシェフが紡ぐ一皿。それらが重なり合うとき、9室の小さな宿は、京都という街そのものと深く共鳴する、唯一無二のガストロノミーデスティネーションとなります。

世界が交差する、祇園の水辺へ。あなただけの京都が、そこで静かに待っています。

■施設情報

  • 施設名: The Shinmonzen
  • 所在地: 京都府京都市東山区新門前通西之町235
  • 公式サイト: https://www.theshinmonzen.com/
  • 客室数: 全9室(全室スイート・バルコニー付き)
  • レストラン: Jean-Georges at The Shinmonzen
  • 受賞歴: ミシュランキーホテルセレクション2ミシュランキー2年連続/ミシュランガイド京都・大阪1つ星2年連続

この記事を書いた人

山田 花子

Cinderella Fit 編集部

美容メディア シンデレラフィット

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

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