肌の乾燥は、水分不足だけが原因ではない

肌が乾燥しているからといって、必ずしも体内の水分が不足しているとは限りません。乾燥した空気や洗い方なども肌のコンディションに影響します。水をたくさん飲むことだけで乾燥対策を済ませず、保湿剤を使い、熱いお湯での長風呂や洗いすぎを避けることも大切です。
一方、水分不足は便秘の一因になることがあります。食物繊維を意識していても、飲み物をとる機会が少ないなら、そちらも見直してみましょう。ただし、水分を増やせばどんな便秘でも解消するというわけではありません。
「肌のために何リットルも飲む」と頑張るより、自分がどの場面で飲み忘れやすいかを探すことから始めましょう。
水分は、こまめな習慣と食事からしっかり補給

朝食のとき、仕事や家事が一区切りついたとき、外出から帰ったとき。そんな日常の動作に水分補給を結び付けると、思い出しやすくなります。机や食卓にコップを置き、外出時は水筒を持つ方法もあります。
飲み物は水や無糖の麦茶など、日常的に飲みやすいものを選びましょう。温かい飲み物でも構いませんが、温度自体に特別な腸活効果を期待する必要はありません。ただし、甘い飲料だけで水分を補う習慣があるなら、少しずつ無糖のものに置き換えてくださいね。
もちろん、食事に含まれる水分も体に入ります。野菜入りの汁物や果物を取り入れるのもいいでしょう。ただし、汁物ばかり増やすと食塩も多くなりがちです。飲み物と食事を組み合わせて、無理のない補給を考えてください。
肌の乾燥はトータルケアが重要

「水を飲めば肌がきれいになる」「おなかの調子が整えば肌がきれいになる」というわけではありません。睡眠やストレスなど、肌のためにできることはたくさんあります。まずは自分に不足している部分を見つけ、それを補ってくださいね。
食事の栄養バランスが気になるときは、サプリメントや健康食品も選択肢のひとつになります。原材料や摂取目安を確認しながら、自分の生活に合うものを選んでみてください。

糖尿病病棟での勤務経験から、予防医学と食事の重要性を痛感し、薬膳・発酵・フェムケアの専門家として独立。「腸内環境は健康の土台」の信念とエビデンスを軸に、飲食店や薬膳サロンなどの開発・レシピ監修に携わる。私生活増も、自家製味噌やキムチを欠かさない攻めの腸活を実践。季節の食材と薬膳を組み合わせた独自の「腸にやさしいレシピ」を探求し続けている。
