こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。
前回は、食事・睡眠・セルフケアといった「生活の基本」を整える習慣についてお話ししました。
今回はその続編として、せっかく始めた習慣をどう続けていくか、そして心をどう整えるかという2つの視点をお届けします。
習慣を続ける工夫:一人で頑張らない
習慣を続けるために意識しているのは、一人で抱え込まないこと。
サロンでの定期的なメンテナンスを取り入れるのもその一つです。
また、「ながら」でできる工夫も有効です。
髪を乾かしながら足ツボの竹踏みをする、歯磨き中にお腹をへこませる──そんな小さな積み重ねが大きな違いを生みます。
サプリメントや青汁を取り入れるのも、制限するより手軽で、習慣化の入口として有効です。
✅ 今日からできるワンアクション:「ながら習慣」を一つ決めてみてください。たとえば歯磨き中に腹筋を意識するなど。
思考の整え方:毎日を支える心の力
毎日の習慣を支えているのは、思考の整理です。
頭の中がごちゃごちゃしていると、行動も途切れてしまう。だからこそ「思考を整える」ことが必要になります。
そのために私がよく取り入れているのが、「頭の中で考えていることを紙に書く」こと。
これほどシンプルで効果的な習慣はないと思っています。
ハーバード大学の追跡調査では、目標を紙に書いていた3%の学生が、書かなかった97%の学生に比べて10倍の成果(収入差)を得ていたというデータがあります。
これは収入の例ですが、ダイエットや美容の分野でも同じことが言えると思います。
「体脂肪率を◯%下げたい」「肌の調子を3か月で整えたい」と紙に書き出すだけで、行動が具体的になり、続けやすくなるのです。
さらに大切なのは、人に相談すること。
自分で一週間考えても答えが出ないことが、先にその道を歩んでいる人に相談すれば一瞬で解決することがあります。ときには知識をもらい、ときには壁打ちさせてもらうことで、自分の思考も整理される。
装い・内面・健康、それぞれにプロがいるのだから、力を借りるのは自然なことです。
✅ 今日からできるワンアクション:紙に「今週の整えたいこと」を一つ書いてみてください。
“整える”習慣は、特別なことを毎日やるのではなく、生活の中に小さく組み込むこと。
続ける仕組みをつくり、他人の力も借りながら、無理なく積み重ねていくことが大切です。
こうして日々の習慣を少しずつ整えていくと、行動や気持ちに変化が生まれます。
そして、その積み重ねが“見た目”にも表れ、自信や成果につながっていきます。
次回は、その中でも多くの方が気になる「装い」に焦点を当てます。
自信や成果につながる一着や装いの力について、一緒に考えていきましょう。
ぜひこの1週間、自分の生活の中に“小さな整え”を一つ加えてみてください。
【プロフィール】
藤井美樹
株式会社STAGE・Cport代表。
“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。
・装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
・脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
・美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》
働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、
「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。
自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。
国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、
一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。