急に気温が下がり、空気が乾燥してくる秋。
毎年、多くの人が体調を崩す季節です。「普段から風邪を引きやすい」「年々、疲れが取れにくくなってきた」と感じる場合、もしかしたら免疫力が低下しているサインかも。
本格的な冬を迎える前のこの時期に始めておきたい免疫ケアの基本を紹介します。
秋に免疫力が落ちる理由
「どうして夏から秋にかけて免疫力が落ちるの?」「他の季節の変わり目は大丈夫なの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
その答えは、夏の過酷さにあります。
夏にたまった疲労や冷たい飲食物の摂取による胃腸の弱りは、免疫細胞の働きを鈍化させる要因のひとつ。
さらに、秋は寒暖差が大きいため自律神経のバランスも崩しやすく、体温調節や睡眠の質に悪影響が出ることもあります。
その結果、普段は元気な人も免疫力が落ち、感染症にかかりやすくなったり、不調に陥ったりするのです。
免疫力を支える生活の基本
よく言われていることですが、免疫力を支えるのは食事・睡眠・運動の3本柱。
食事:ビタミン・ミネラル・食物繊維を含む旬の食材を摂る。秋はキノコや根菜がおすすめ!
睡眠:7時間前後は眠りましょう。毎日同じ時間に寝て起きることも大切
運動:血行改善のためにも、ウォーキングやストレッチを習慣化しましょう
これらの基本を押さえれば、からだの抵抗力を自然と高められますよ。
免疫力アップは腸活から
免疫細胞の約7割は、腸に集まっているといわれています。
つまり、腸内環境を整えることは、単純に便通をスムーズにするだけでなく、免疫力アップの土台作りにつながるんです。
発酵食品や食物繊維を意識的にとり入れ、腸を健康に保ちましょう。
秋から準備をしておくことで、寒さに負けないからだづくりに取り組めます。
腸のコンディションを意識したサプリメントや健康食品を取り入れるのも、ひとつの方法です。
食事の栄養バランスが気になるとき、忙しくてセルフケアに充てる時間がないときに、サポートアイテムとして活用してみるのもおすすめです。
<監修者プロフィール>
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
【今日から腸活】
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