「布団に入ってもなかなか寝つけない」
「夜中に何度も目が覚める」
「寝たはずなのに、朝スッキリしない」
このような「なんとなく眠れない」状態は、日中の集中力の低下やストレスにつながります。
眠れないとき、ベッドやパジャマを見直す人が多いといわれていますが、実は大切なのは日中の過ごし方。
睡眠の質を高めるためにどうすればいいのか、見直したいポイントを紹介します。
光×リズムの活用

眠れない原因の多くは、体内時計の乱れにあるといわれています。
とくに休日は朝に太陽を浴びずに家のなかに引きこもっていませんか?
また、寝る直前までスマホを見ていると、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌量が減少します。
朝はカーテンを開けて太陽光を浴び、生活リズムを整える……このような光とリズムの活用が、今日以降の安眠を作ります。
体内時計や概日リズムは、腸内環境にも影響するという研究結果もあるため、光を浴びることは腸活を意識する人にとっては大事な意識です。
眠るための運動は逆効果!?

「眠れないから、寝る前にしっかりからだを動かして疲れさせよう!」
このように考えて、夜に運動してしまう人もいますが、実はこれは逆効果。
眠れるからだを作るためには「副交感神経を優位にする」ことが大切です。
激しい運動は日中で切り上げ、夕方以降はリラックスモードを作りましょう。
湯船にゆっくり使ったり、ゆったりとしたストレッチをしたりするのが効果的。
そのほかにも、呼吸を深くするだけでも効果があります。
自分を責めずに労わる
眠れないと「どうして眠れないんだろう」「明日も早いのに」なんて、自分を責めてしまう人が多いんだとか。
ただし、それがストレスの原因になって、さらに眠れなくなってしまいます。
眠れない夜は、早々にスマホをやめて自分をいたわりましょう。
温かい飲み物を飲んだり、アロマを焚いたりするようなリセット方法がおすすめです。
眠れないときも焦らず「今日1日くらい眠れなくても大丈夫」というくらい気楽に考えると、心も軽くなって眠れるかもしれませんよ。
<監修者プロフィール>

中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
【今日から腸活】
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