PM2.5・黄砂が飛ぶ日は要注意!喉や鼻のトラブルを防ぐ3つの防御策とは

2026.03.13

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3月になると急増する「PM2.5」と「黄砂」。
ニュースなどではよく聞く単語ですが、実際どんな仕組みで喉や鼻にトラブルを起こしているのでしょうか?

今回は、この季節に気になる「PM2.5」と「黄砂」がからだに与える影響と、対処方法やケアについてわかりやすく解説します。

3月に急増するPM2.5・黄砂、その正体とは

PM2.5と黄砂は一見同じもののように思われがちですが、発生源や大きさなどが異なります。
まずはそれぞれの違いについて見ていきましょう。

PM2.5と黄砂、それぞれの特徴

PM2.5
PM2.5とは、工場から出る粉塵や車の排気ガスから発生する非常に小さな粒子のこと。具体的には2.5µm(マイクロメートル)以下の物質を指し、髪の毛の太さの約30分の1ほどのサイズです。1年中飛散していますが、3〜5月頃の春先にかけて濃度が高まるといわれています。

黄砂
黄砂とは、中国やモンゴルの砂漠地帯から飛んでくる細かい砂やちりのことです。黄砂は約4µmほどの大きさで、3〜5月にかけて飛散のピークを迎えます。

PM2.5と黄砂が花粉を破裂させる?

PM2.5と黄砂が飛散する時期に、もうひとつ厄介な存在が「花粉」です。じつは花粉とPM2.5や黄砂には関連があることが、近年の研究でわかってきました。

花粉は本来、固い殻で覆われていますが、水分を含むと破裂しやすくなります。PM2.5や黄砂が花粉表面を傷つけると、亀裂から水分をとり込みやすくなり、殻が破裂しやすい状態になります。
すると、殻の内部のアレルギー物質が細かく砕けて飛散し、体内にとり込まれやすくなるのではないかと考えられているのです。

単なる花粉症状だけではなく、PM2.5や黄砂が重なることで、より深刻なアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、徹底した対策が必要です。

PM2.5と黄砂がからだに与える影響

PM2.5や黄砂のように粒子が小さい異物は、鼻毛や粘膜といったフィルターをすり抜け、肺の奥深くまで入り込みやすくなります。その結果、免疫が過剰に反応して、さまざまなアレルギー症状が出ることがあります。

主な症状は、目の充血、目や肌のかゆみ、咳、くしゃみ、鼻水などです。花粉症だけではなく、喘息が悪化することもあります。

また、気管支炎、喘息などの呼吸器疾患の発症・悪化、肌荒れや発疹、アトピー性皮膚炎の悪化につながる可能性も指摘されています。

PM2.5と黄砂をブロックする対策

ここからは、PM2.5と黄砂から身を守るための方法を解説します。

マスクは正しく着用する

PM2.5や黄砂の対策では、マスクが基本アイテムです。ただ口元にあてるだけではなく、隙間を作らないように気をつけましょう。

以下の「マスクの正しい装着法」を参考にしてください。
  • マスクと顔の隙間に気をつける(とくに鼻の両脇・あご・頬のライン)。
  • 紐をしっかり張り、緩みをなくす。
  • 子どもに大人用マスクを着用させない。
  • 通勤・通学・買い物などの長時間の外出時はとくに注意する。
  • 室内では保湿用マスクもおすすめ。

ただし、PM2.5や黄砂は粒子が小さいため、通常のマスクではすり抜けるので、過信は禁物です。PM2.5対応のマスクなら微粒子吸入の軽減を期待できますが、長時間使用すると息苦しさを感じる場合があるため、状況に応じて使い分けましょう。

飛散量が多い日は室内干しにする

PM2.5や黄砂の飛散量は、気象庁や国立環境研究所などが飛散予測を定期的に発表しているので、簡単に確認することができます。

飛散量が多いと予想される日には、庭やベランダで洗濯物を干さず、室内干しにするなどして、PM2.5や黄砂をとり込まない工夫をしましょう。

部屋干しの際は、洗濯物同士を密着させず少し間隔を開けて空気の通り道を作る、エアコンの除湿モードやサーキュレーターを使うなどの工夫を行うことで、効率的に乾かすことができます。

ツルツル素材の洋服を選ぶ

PM2.5や黄砂は表面部にひっかかりがある衣服に付着しやすい傾向があります。とくに、ウールやフリースのような起毛素材は静電気を帯びやすく、PM2.5や黄砂、花粉が絡みつきやすくなります。

逆に、ポリエステルやナイロンなどのツルツルとした素材には、比較的付着しにくいとされています。素材を工夫して乗り切りましょう。

たとえば、アウターはナイロン製のマウンテンパーカーやブルゾンを選ぶ、ウール素材を着たいときはインナーにする、柔軟剤で静電気を抑えるといった対策もおすすめです。

喉や鼻のケアには漢方薬の力を借りよう

喉や鼻をケアするためには、内側から整える漢方薬という選択肢も心強い味方です。
体質や症状に合った漢方薬を選ぶことで、慢性的な不調にもアプローチできます。

喉や鼻の不調には、
「喉や鼻の粘膜の炎症を抑える」
「水分の循環をよくして鼻水を改善する」
「血流をよくして鼻通りをよくする」
「消化・吸収機能を高め、免疫力を高める」
といった効果を期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。

<喉や鼻のケアにおすすめの漢方薬>
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう):水分代謝を整え、余分な水分を排出し、鼻水や鼻づまりに働きかけます。
  • 葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい):からだを温める葛根湯に、鼻の通りをよくする川芎と辛夷が合わさった処方で、鼻づまりに働きかけます。

ただし、漢方薬は体質やご自身の状態と合っていないと効果を感じにくいだけでなく、副作用が生じることもあります。医師や薬剤師に相談し、体質に合う漢方薬を提案してもらいましょう。

もう少し気軽に漢方薬を生活にとり入れたい場合は、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」を利用する方法もあります。
あんしん漢方は、人それぞれ異なる体質に合ったオーダーメイド漢方を、お手頃価格で届けてくれるサービスです。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10111&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=260310

飛散ピークの前にPM2.5や黄砂の対策をしっかりと!

PM2.5や黄砂は非常に小さな物質で、花粉による症状を悪化させることもあります。
3月頃から飛散のピークを迎えるため、マスクの着用、飛散が予想される日の部屋干し、衣服の素材に気をつけるなど、日々の生活から対策しておきましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10111&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=260310

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