株式会社プリメディカは、「健康寿命と平均寿命のギャップをゼロにすること」を目指し、予防医療に特化した検査サービスを展開しています。
今回は、自社の「健康経営」の推進と予防医療の普及を目的として、メディパルグループ全体の健康意識の向上を図る一環として、社員向けの健康イベントを開催しました。まずは社員一人ひとりが健康意識を持つことで、社会にどうインパクトを与えていけるのか、独自の健康経営の取り組みのご紹介やイベントを通して実現したい想い、今後の展望などをお伝えします。
本質的な健康経営が求められる現代社会
超高齢化社会に突入する日本、今後は人生100年時代といわれる中で、
・労働人口の減少と従業員の高齢化
・慢性的な人手不足
・社会保険料の増加
などさまざまな社会課題に直面しております。
また、生涯現役社会の構築が必要とされており、昨今では企業側が従業員に向けて、健康への投資を促進し、健康維持のための職場環境を整える「健康経営」を実践することが求められるようになってまいりました。
「健康経営」が世間の注目を集まる一方で、企業側からは「効果がわかりづらい」「結果が出づらい」という声も多く、単発のイベント開催で終わってしまうケースや、認定取得後の継続的な活動が難しいという課題が指摘されています。
プリメディカが挑む、本質的な健康経営の実現へ!
プリメディカは「重大疾患のリスクを可視化する」検査サービスを提供しています。健康寿命を延伸するためには、「リスクを可視化し、生活習慣を変えていく」ことが不可欠です。
本質的な健康経営を実現するため、当社では次の2点を重視しています。
- 客観的な数字で社員の健康状態を可視化する
- 可視化したデータをもとに行動変容を促す
これらの取り組みにより、社員の健康維持だけでなく、プレゼンティーイズム(健康問題が理由で生産性が低下している状態)の解消につなげていきます。
【取り組み事例】従業員の健康促進が、より良い予防医療のサービス提供につながる
プリメディカでは当社が提供する検査サービスを活用して、オリジナル社員健康診断を取り入れており、従業員が健康に働けるような取り組みを実施しています。
■「LOX-index®」による脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを可視化
脳梗塞・心筋梗塞は、自覚症状がなく、ある日突然発症する非常に予後の悪い疾患といわれています。当社では、原因といわれている動脈硬化の進行リスクを調べる「LOX-index®」を提供しています。社内でも、35歳以上の全従業員に向けて実施。数値が高い方に関しては、より詳しい検査や特定保健指導につなげて、メンバーに健康管理の大切さを理解してもらうよう社内で周知に努めています。
■腸内フローラ検査「Flora Scan®」の活用と管理栄養士による食事指導
また全社員を対象に腸内フローラ検査を使って、管理栄養士による食事指導を行いました。その後、再度腸内フローラを測定した結果、より良い腸内環境への変化や快便、睡眠の質向上といった効果が見られました。
■ストレスチェックとメンタルストレス尿検査「ココシル®」でストレスを客観的に評価
全社員を対象に、ストレスチェックを受検する同じタイミングで、メンタルストレスを尿で測定できる検査「ココシル」を実施。ストレスチェックと併用して利用することで、自分でも気づかなかったストレスが心身に影響していないかを、客観的な指標の一つとして評価できます。検査結果でアラートが出た方は、産業医の面談を薦めるほか、必要に応じたケアを実施しています。
それ以外にも、
- 毎年の健康診断受診時のオプション検査費用を上限2万円まで支給
- 社員の食生活を考慮した、栄養素豊富なメニューがそろった配食サービス
など、社員のパフォーマンス向上を目指した、独自の健康経営の取り組みを実施しています。
従業員の健康意識の増長と、グループ会社間の交流活性化を目指した社内イベントの実施
当社は、メディパルグループにおける健康経営推進の一環として、予防医療の重要性をグループ内に広めるため、親会社のメディパルホールディングスと連携し、健康イベントを開催しました。
【イベント概要】
▶ その場で結果がわかる健康チェックイベントを実施
▶グループ会社の垣根を越えた社員114名の方が参加
▶検査体験や、商品展示、食生活改善個別相談会などを開催
▶ イベント後のアンケートに回答した参加者の満足度は80%
当日のイベント風景
<その場で結果がわかる健康チェックイベントの体験を実施>
<野菜の摂取レベルがわかるべジチェック>
<プリメディカの検査サービスを紹介するブース>
<プリメディカの管理栄養士の食生活改善アドバイスブース>
イベント責任者:人事総務部 高橋さんのコメント
今回のイベントは、当社プリメディカがミッションに掲げている「予防医療で社会課題の解決を図る」ための第一歩として、これまで治療領域での事業を主に行っていたメディパルグループの社員に予防医療を知っていただき、生活習慣の改善に繋げていただくきっかけになればと思って企画をいたしました。社員の健康増進と予防医療普及活動を通じて、社会全体の健康意識を向上させていけるよう、今後も定期的に健康イベントを開催できればと思います。
今後の展開ー 予防医療の力で世界を変える
今回のイベントの参加者からは、
「改めて自分の健康を意識するきっかけづくりになった」
「管理栄養士さんから受けた食生活のアドバイスを実践した結果を体感するためにも、3カ月に1度くらいの頻度で開催してもらえると嬉しいです。」
というお声をいただきました。
またイベント後のアンケートに回答した参加者の82%の方がイベントに対して「満足だった」、87%の方が「健康意識が高まった」と回答されており、参加者は健康に関心をもつきっかけとなったことがわかりました。
企業が健康経営イベントを開催しても「忙しくて人数が全然集まらない」「本当に参加してほしい人は参加しない」という悩みが多く挙げられます。今回は幅広い社員の方々が参加し、検査体験では内容を熱心に聞く姿が見られ、予防医療を起点とした行動変容の可能性を感じさせるものになりました。
健康経営は一時的な取り組みで終わるものではなく、従業員の健康が企業の成長を支え、ひいては社会全体の活力につながるものです。私たちは、「本質的な健康経営」の実現を目指し、これからも挑戦を続けていきます。
会社概要
重大疾患の発症リスクを早期に判定する検査の研究開発/マーケティング/販売など予防医療に特化した事業を展開しています。脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査「LOX-index®」、腸内フローラ検査「Flora Scan®」をはじめとする疾患リスク検査サービスを、全国4,200施設以上の医療機関を通じて提供しております。提供している検査サービスは、2024年11月現在で累計100万人以上の方にご受検いただき、健康管理に役立てていただいております。
本社: 東京都港区芝公園2丁目3-3 寺田ビル 5階
設立:2010年7月
代表: 富永 朋
事業内容:予防医療事業、最先端医療の研究開発事業
企業URL:https://www.premedica.co.jp/
脳梗塞・心筋梗塞発症リスク検査「LOX-index」:https://lox-index.com/user/
腸内フローラ検査「Flora Scan」:https://flora-scan.jp/user/
メンタルストレス尿検査「ココシル」:https://cocoshiru.com/
※本稿は2025年4月7日にPRTIMESにて公開された記事、健康経営×予防医療 ー プリメディカが挑む本質的な健康経営とはを再編したものです。