最近よく耳にする「腸活」。その腸活において、いま注目されているのが「短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)」です。腸内環境を整えるだけでなく、私たちの健康に多岐にわたってよい影響を与えることが明らかになってきました。今回は、この短鎖脂肪酸の素晴らしい働きについてご紹介します。
こんな効果が!短鎖脂肪酸が注目される理由
短鎖脂肪酸とは、私たちが食べた水溶性食物繊維やオリゴ糖などをエサとして、腸内の善玉菌が作り出す有機酸の一種です。では一体、どんな健康効果が期待できるのでしょうか。注目される理由を探っていきましょう。
ダイエットをサポート
短鎖脂肪酸が注目される大きな理由は、ダイエットに深く関わっているから。短鎖脂肪酸は脂肪酸の受容体と結合することで、エネルギー代謝を高めたり、余分な脂質や糖質の取り込みをセーブしてくれたりします。また、脳の視床下部にアプローチして食欲を抑える効果も。効率的にダイエットをするなら短鎖脂肪酸のパワーが欠かせません。
免疫力をアップ
短鎖脂肪酸は抗体機能をもつIgAというタンパク質を助け、病原菌の侵入を防ぎます。さらに過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞を増やし、アレルギー症状や炎症を抑える効果も期待できるのです。
こうした短鎖脂肪酸を増やすためには、発酵食品や食物繊維を意識的に摂ることが大切!納豆や味噌、ヨーグルトなどの発酵食品のほか、海藻や大麦といった水溶性食物繊維を取り入れることで、腸内細菌が活発に働き、短鎖脂肪酸の生成が促されます。
漢方の知恵でおなかの健康をサポート
「食事に気をつかうのは大変……」「ヨーグルトよりついプリンを選んでしまう」
そんなあなたには漢方薬もおすすめです。
漢方薬は、不調や悩みの根本原因にアプローチしていくのが特徴。腸内環境だけでなく、心とからだ全体のバランスを整えてくれます。
ただし、漢方薬は自分の体質やそのときの状態に合ったものを選ぶことが大切です。オンラインサービスの「あんしん漢方」なら、複数の漢方薬を組み合わせて、いまのあなたにぴったりの処方を提案! 漢方に精通した薬剤師や医師が選定するので、その時々の体調に合った最適な漢方が見つかります。無料相談もできるので、まずは気軽に試してみて!
短鎖脂肪酸で健康と美をゲット
短鎖脂肪酸を増やすには、納豆やヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維を積極的に摂るのがおすすめ。おなかの中から美容と健康を手に入れましょう!
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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