きくち総合診療クリニック菊池院長先生をご紹介

2024.06.14

  • X

「病気を診て、人を診て、一人でも多くの命をやさしく包み込む医療を提供する」を理念に設立された医療法人ONE、きくち総合診療クリニックの菊池院長先生のご紹介をさせていただきます。

現在の事業を始めたきっかけ 

出典:きくち総合診療クリニック 公式サイト

もともとは総合病院で外科手術や救急診療に携わっていたのですが、すでに手遅れの状態になっている患者様が多いことに心を痛めていました。かかりつけのクリニックでしっかり診療を行えればこのような状況も防げるのではないかと思い、理想のクリニックを追及すべく開業に至りました。 
日本のクリニックの大多数は診療科ごとに分化していますが、この体制こそが「どの診療科に診てもらったらいいのか」と患者様を迷わせる一因になり、ひいてはたらい回しの問題にも繋がっていると私は考えています。 
そこで幣院では「いつでも診る・なんでも診る」をコンセプトとし、土日祝診療や0歳児の救急診療にも対応。総合診療クリニックとして診療科の垣根を設けず、どんな症状の患者様でも診察を行ってきました。 
患者様が不安を抱えたときにいつでも気軽に相談できる「真のかかりつけ医」を目指して今日に至っています。 

仕事へのこだわり 

出典:きくち総合診療クリニック 公式サイト

最も大切にしているのは、患者様の立場で考えることです。 

そのためにも丁寧な言葉遣いや、患者様ときちんと目線を合わせることなどはスタッフに周知徹底しています。診療時には積極的に雑談を行うなど、事務的なやり取りに終始せず人間同士の信頼関係が構築できるよう意識しています。かかりつけ医にとって、患者様に安心感を持ってもらうことは大きな意味を持つからです。個人的には「自分の母親が来院したとき、心地よいと感じる環境」を基準とし、高齢の患者様にとってもストレスフリーなクリニックを目指しています。 

体制面で配慮しているのは、スタッフの数を十分に確保することです。患者様にしっかり対応するためもありますが、スタッフ1人1人の負担をなるべく減らすことを目的としています。特に幣院は土日祝診療に対応しているので、きちんと休憩時間を取ったり、残業時間を発生させない工夫を行ったり、皆が疲弊しない環境作りを心がけています。 

今後の展望 

出典:きくち総合診療クリニック 公式サイト

このたび『「総合診療かかりつけ医」が患者を救う』という本を出版しました。筆を執った理由は、総合診療クリニック開業8 年目を迎えた私の知見をお伝えすることで、全国に同じようなクリニックが増えてほしいと思ったからです。 

私は総合診療クリニックの貢献度に確信を持っています。また患者様自身も、病院を診療科ごとに渡り歩くような医療体制は望んでいません。ではなぜ総合診療クリニックが普及しないのかと言うと、現状のカリキュラムでは専門医を育成することがメインのため「どんな患者様でも診る」医師が育たないことが一因ではないかと考えています。 

今後は私の考えを若い世代に向けて積極的に発信し、総合診療クリニックの開業医が増えること、そして総合診療医を育成するためのカリキュラムが新設されることを目指します。その第一歩として、医療の道を志す方に拙著をご覧頂き「こういう形で患者さんに役立てるんだ」と知って頂ければ嬉しいです。(菊池院長先生より) 
 

詳細・画像提供: きくち総合診療クリニック

この記事を書いた人

山田 花子

Cinderella Fit 編集部

美容メディア シンデレラフィット

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

この記事に関連するキーワード

記事を探すページに戻る