年末年始は、ついつい食べすぎてしまいがちなシーズン。毎年「正月太り」を経験する方も多いのではないでしょうか? 家族や友人との集まりやおせち料理、年越しそばや新年のご馳走など、誘惑がいっぱい。でも今年こそ「正月太りはしたくない!」と決意している方に、スリムな人が実践している年末の過ごし方を徹底解説します。手軽にできるコツを取り入れて、来年もスリムな自分でいましょう!
年末は太ってしまう誘惑がたくさん
年末年始は長期休暇で家族や友人との集まりが増え、自然と食事の量も増えやすくなります。いわゆる「ごちそう」は糖質や脂質が多く、カロリーが高くなりがちです。また、年末年始のイベントが多いことで生活リズムも乱れ、睡眠不足や運動不足になることも。これらの要因が重なると、基礎代謝が下がり、太りやすい状況が整ってしまいます。さらに、寒い季節は血行が滞りやすくなることでからだが冷え、代謝機能も低くなりやすいので注意が必要です。
やせている人のマインドセット
スリムな人が太らない秘訣は、無理なく続けられる習慣を年末年始に取り入れていることです。ポイントは「無理なく・楽しみながら」体重管理をすること。簡単な工夫で生活のなかに運動や食事管理を取り入れることで、年末年始を楽しみながらもスリムな体型を維持しています。それでは、具体的な方法を見ていきましょう。
食事に注意する
食べすぎを防ぐには、食事の順番を工夫することが効果的です。まず温かい汁物を初めに口にして、胃を温めましょう。温かいスープや味噌汁は満腹感を得やすく、自然と食事量をコントロールしやすくなります。
また、「しっかり噛む」ことも重要。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐ効果が期待できます。たとえば、ひと口あたり少なくとも30回ほど噛むことを心がけるといいでしょう。(※1)とくにお正月料理は味が濃いものが多いため、早食いになりがち。味わいながらゆっくり食べることが大切です。
おうち仕事をエクササイズに変える
年末の家事をエクササイズに変えることで、楽しく運動量を増やしましょう。たとえば、窓ふきや床掃除は、二の腕を意識して大きく動かすことで、ちょっとした筋トレになります。また、買い物の際には、普段よりも「大股で歩く」ことを心がけましょう。歩幅を大きくすることで太ももやお尻の筋肉を使うため、効率よくカロリーを消費できます。普段の動作にひと工夫を加えるだけで、家の掃除も体型維持も叶えられる一石二鳥の方法です。
入浴・サウナなどで効率的にからだを温める
冷えると基礎代謝が低下し、脂肪が燃えにくくなります。冷え対策として、年末のゆったりした時間を利用して、しっかりとからだを温める習慣を取り入れましょう。お風呂やサウナにゆっくり入ると血行が良くなり、代謝がアップします。とくにサウナでの、入ったり出たりを繰り返す「反復浴」では、数回に分けて汗をかくことで体の老廃物を排出し、代謝を高める効果が期待できます。生姜(しょうが)や唐辛子(とうがらし)などの温め効果がある食材を摂取するのもおすすめです。からだの内外からしっかりと温めて、脂肪燃焼をサポートしましょう。
つい油断してしまったら漢方の力を借りよう
年末年始にどうしても食べすぎてしまう日が続いたら、漢方薬の力を借りてみるのもおすすめです。漢方薬には、「脂肪の燃焼を促す」「基礎代謝を上げる」「自律神経を整えてストレスによる過食を防ぐ」といった作用を持つものがあります。漢方薬を用いることで根本的な体質改善を目指すことができるため、太りにくく痩せやすい体質づくりに役立ちます。また、自然由来の成分が中心で、副作用のリスクが低いのも魅力です。
<お正月太りのリカバーにおすすめの漢方薬>
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
過剰な食欲を抑え、老廃物を汗や便・尿として排出し、脂質代謝を改善して脂肪燃焼をサポートします。便秘がちでおなかに脂肪がつきやすい人におすすめです。
大柴胡湯(だいさいことう)
自律神経の働きを整えることで興奮を抑え、さらに脂質代謝を改善します。イライラしがちで、ストレスで食欲が増してしまったり、便通が悪くがっちりした体型の人におすすめです。
漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶ必要があります。「あんしん漢方」のような専門家に相談できるサービスを利用しながら、無理のない形で生活に取り入れるのがおすすめです。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10004&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=241227
スリムな年末年始のためのマイルール
年末年始の誘惑に打ち勝つには、日々の小さな工夫が鍵です。食事の順番や咀嚼(そしゃく)、日常の動作をエクササイズに変えること、そしてからだを温める入浴やサウナを活用することで、無理なく正月太りを予防できます。また、もしも食べすぎてしまった場合は、漢方薬の力を借りるのも効果的です。年末の過ごし方を工夫し、心地よい新年を迎える準備をしましょう。
参考文献
※1厚生労働省「e-ヘルスネット」速食いと肥満の関係 -食べ物をよく「噛むこと」「噛めること」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-10-002.html
<この記事の監修者>
あんしん漢方 管理栄養士
小原水月(おはらみづき)
管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。
自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれるを食スタイルを発信中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
<漢方監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10004&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=241227