『今日から腸活』ディリーコラムvol.9 食べて寝るだけ！花粉症を改善する腸活Q＆A

2025年は花粉が飛び始める時期が例年より早く、飛散量も多いと予想されています。日本人の4割が悩まされているアレルギー性鼻炎。患者数は年々増加しており、まさに今や「国民病」ともいえる深刻な健康問題です。

しかし、花粉症の発症は、私たち人間の腸内環境にも原因があるとか。

この記事では、腸活に詳しい薬剤師の中田早苗さんに、花粉症と腸の関係について教えてもらいます。

 

Q: 腸活と花粉症って、どんな関係があるの？

 

【A】 実は、腸と花粉症には深い関係があるんです！

 

腸は私たちのからだの中で最大の免疫器官。免疫細胞の60～70%が腸に集まっています。

 

腸内環境が整っていると、体内に花粉が入ってきても、過剰な免疫反応を抑えてくれる可能性があるんです。

 

最近の研究では、花粉症患者さんの腸内フローラ（腸内細菌の集まり）が健康な人と違うパターンを示す、ということもわかってきました。

 

とくに、花粉症の人は腸内フローラの多様性が低いことが明らかになっているんです。

 

【Q 】腸内細菌や免疫との関係が深いのはわかったけど…一体何からやればいいの？

 

【A】 腸活で花粉症対策をするなら、まずは次の3つを意識することから始めてみましょう！

 

1. 発酵食品で腸内細菌を増やす

  

ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品には、腸内環

境を整える有用菌がたっぷり。とくにビフィズス菌BB536株や乳酸菌L-92株を含む食品は、花粉症の症状緩和に効果があるという研究結果も出ているんです！

2. 食物繊維をたっぷり摂取

  きのこや豆類、大麦、野菜、海藻などの食物繊維は、腸内フローラの多様性を高めるのに効果的。特にきのこは安価で調理も簡単なので取り入れやすい！

3. 規則正しい生活を心がける

 ストレスや睡眠不足は腸内環境を悪化させる原因に。十分な睡眠と適度な運動を取り入れ、リラックスできる時間を確保することも大切です。

 

しかし、腸内フローラのタイプによって効果的なアプローチが異なるという研究結果もあります。

 

今回紹介した方法以外にも、腸内環境を整える方法はいろいろあります。今後も、腸活に関する情報をどんどんお届けしていくので、自分に合った方法を見つけてみてください。

 

腸活は花粉症対策だけでなく、美肌効果や免疫力アップなど嬉しい効果だらけです。今日から腸活、実践していきましょう！

 

「今日から腸活」

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＜この記事の監修者＞

中田 早苗（なかだ さなえ）

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

 

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