『今日から腸活』ディリーコラムvol.28 腸が喜ぶみそ汁とは？おすすめの具材をご紹介！

2025.02.28

腸活にはみそ汁がいいと聞いたことはあっても、どんな具材を入れるといいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。この記事では、腸が喜ぶ腸活みそ汁におすすめの具材を紹介します。

腸活みそ汁におすすめの具材

みそ汁は野菜や魚などのさまざまな食材との相性がよく、バリエーションが豊富な料理です。そのなかでも、腸活みそ汁におすすめの具材を紹介します。

野菜類では、玉ねぎやごぼう、さやえんどう、オクラなどがおすすめです。善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖が豊富なため、腸内の善玉菌を活発にする効果が期待できます。さらに、腸の蠕動運動を活発にして便の排出を促すため便通改善にもつながります。

野菜類のなかでも、葉物野菜よりも根菜類のほうが食物繊維が豊富です。ただし、腸内細菌によってエサにする食物繊維が異なるため、1種類だけでなく複数の野菜を組み合わせて摂るようにしましょう。

きのこ類では、しいたけやしめじ、なめこなどがおすすめです。きのこ類も食物繊維が豊富な食材のため、善玉菌の活性化に役立ちます。

また、抗酸化作用のある物質も多く含んでいるため、からだの酸化を防ぎ、老化防止や免疫機能の向上などの効果も期待できます。

わかめやもずくなどの海藻類もおすすめです。海藻類には水溶性食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなるほか、腸内で発酵・分解される際に短鎖脂肪酸が作られ、腸内環境を整える効果が期待できます。

いわしやさばなどの青魚も腸活みそ汁の具材におすすめです。青魚に含まれる良質な油であるDHAやEPAは、腸内の炎症を抑え、善玉菌が増えやすい環境を整える効果が期待できます。DHAやEPAは缶詰でも手軽に摂れるため、みそ汁に魚の缶詰を活用するのもおすすめです。

腸活は毎日続けなければなかなか効果を実感できないものです。とはいえ、毎日みそ汁を工夫して食べるのは難しい……という方にはサプリメントの活用がおすすめです。サプリメントなら飲むだけなので無理せず続けられます。みそ汁と組み合わせて、不足しがちな栄養素をサプリメントで補うのもよいでしょう。

腸活みそ汁は組み合わせられる食材のバリエーションが豊富なため「腸活をするなら食事も楽しみながらしたい！」という方におすすめです。しかし、毎日工夫するのは大変なもの。サプリメントも活用しながら、おいしく手軽な腸活をはじめましょう。

＜監修者プロフィール＞

あんしん漢方薬剤師
山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師を経て食養生の大切さに気付く。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニューも開発。