世界でもとくに「座りっぱなしの時間が長い国」といわれている日本。デスクワークやリモートワークの増加により、つい長時間座り続けてしまうことも多いですよね。実は、この習慣が私たちの健康、特に腸の調子に大きく影響を与えることがあるのです。
座りっぱなしで死亡リスク上昇!?腸や健康への悪影響とは
腸の調子が悪くなるかも?
ずっと座っていると、腸の動きが鈍くなり、胆汁の流れも滞りがちに。すると、腸の中に有害物質がたまりやすくなり、便秘になったり腸内環境が乱れたりすることがあります。
血流が悪くなってからだに負担が!
ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれるほど、血液を全身に送る大事な役割を持っています。歩いたり立ったりすることで血流がスムーズになりますが、座りっぱなしだと脚や腰の筋肉が動かず、血流が悪化。
その結果、脂肪がたまりやすくなったり、血糖値のコントロールがうまくいかなくなったりすることも。
この状態が続くと、血管が硬くなったり、生活習慣病のリスクが上がったり、骨が弱くなりやすくなることがあります。特に高齢の方は、からだを動かさないことで頭の働きや気持ちにも影響が出ることがあるので要注意!
腸の健康を守るために、今日からできること!
座りっぱなしの影響を減らして、腸を元気に保つために、こんなことを意識してみましょう。
▶排便の姿勢は「考える人」
ロダンの「考える人」のポーズを意識すると、便の出口がまっすぐになり、スムーズに出やすくなります!
▶1時間に1回は立ち上がる
1時間おきに軽く歩いたり、ストレッチをしたりして、体をこまめに動かしましょう。
▶ぬるめのお湯で半身浴
38度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかると、腸の働きが活発になりますよ。
▶睡眠の質をアップ
ぐっすり眠ることで自律神経が整い、腸の動きもスムーズに。
▶腹筋を鍛える
軽い腹筋運動を習慣にすると、便を押し出す力がアップ! 腸の動きも良くなります。
▶腸のシグナルを見逃さない
おなかの張りや便の状態をチェックすることが、健康管理の第一歩!
手軽なサプリで栄養補給しよう!
日々の生活習慣の改善に加えて、腸内環境を整えるためのサプリメントも効果的。とくに、酪酸菌、ビフィズス菌、食物繊維、さらにビタミンや亜鉛などを含むサプリメントがおすすめです。
<監修者プロフィール>
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。