『自分を愛せる姿を共に目指したい』

2023.10.16

  • X

鍼灸師/あん摩マッサージ師、セラピストでありながら、東京五輪柔道帯同トレーナーの経験も持つ、鍼灸マッサージサロンTUMUGU院長の深井美帆様にインタビューをいたしました。

トレーナーの経験を活かし、お客様一人一人に合わせた健康的な体づくりの方法をを提案する深井様。深井様の人となりや東京五輪柔道帯トレーナー経験、今後のビジョンを語ってくださいました。

鍼灸師を目指したきっかけ


ーー本日はよろしくおねがいいたします。まずは10年以上鍼灸師をされていますが、治療家になろうと思った経緯をお聞かせください。

深井様(以下敬称略):はい。学生時代に女子サッカー部に所属をしていたときに、全国で活躍している男子サッカー部の選手達が、怪我をして悩んでいる姿を目にしていました。ちょっとした怪我でも、試合のパフォーマンスを左右するので、怪我をしないような体づくりをすることが大切だと、当時から感じていました。

ーー3年間の学生生活はとても、人生の中でも貴重な時間ですよね。その後どのようなきっかけで……?


深井:日頃からお世話になっていた、整骨院の先生からスポーツトレーナーという職業の存在を教えて頂いたのが、最初のきっかけです。学生のときから将来は、治療院とジム、体に良い食事を提供できる、複合施設を作ることを夢に描いていました。

東京五輪柔道トレーナーに就任した時のエピソード


ーー東京五輪柔道トレーナーに就任した経緯を、お聞かせください。

深井:当時は、大手の治療院グループに所属していました。スポーツトレーナーの派遣を依頼される会社だったのですが、チャンスがなかなか巡って来ず、模索していた時期もありましたが、東京五輪開催のタイミングで、念願のトレーナー就任が決定しました。

五輪柔道トレーナーとしての活動


ーー待ちわびた、五輪柔道トレーナーとしての活動。苦労をしたことはありましたか?

深井:事前に準備もしましたし、行き始めはイケるかもと想定していました。しかし現地に行き、経験値の高いトレーナーさんを知れば知るほど、もっと勉強しなければという想いになりました。それに、柔道は大きな怪我をしても手術をせず、場合によっては保存療法になるケースもあります。その状況を知ったとき、今まで自分が培ってきた常識が、必ずしも通用するとは限らないと実感しました。

ーー多くの選手と触れ合うかと思いますが、意識をしていた気持ちはありますか?

深井:選手一人一人にリスペクトの気持ちを持って接していました。選手との信頼関係も大切なので、わからないことを聞かれたときは知ったかぶりをせず、きちんと確認をして誠実な行動を取る。あとは、皆に平等に接する、余計な一言は言わないようにすることですね。

ーーあくまで、見守る・支える立場なんですね。

現在はスピードスケートのナショナルチームのサポートも


ーー現在は、スピードスケート選手のサポートもされているとか……?

深井:はい。昨年より、スピードスケートのサポートをしております。内容としては柔道と同様、怪我のケアがメインです。鍼灸師以外に理学療法士の方も含め、10名以上のトレーナーが在籍し、交代で選手をサポートしてます。

ーーそうなんですね。現在もサロンを経営しつつ、スポーツ選手のサポートもされているとは驚きです。

マッサージサロンTUMUGUが描くビジョンとは


ーートレーナーの経験をされて、サロンで活きていることや、心掛けていることがあれば、教えてください。

深井:日常生活で自分でできることをお伝えするようにしています。ipadで解剖図を確認しながら、体の動きや使い方、お客様の体の状態を説明してから、施術をしています。

その上で、普段できるセルフケアのアドバイスもしています。やらないことが悪いのではなく、日々の積み重ねが大切なので、「少しづつやっていきましょう」と声を掛けています。

ーー説得力のある説明ができるのは、トレーナー経験があるからなんですね。最後になりましたが、深井様の5年後のビジョンをお聞かせください。

深井:サロンのテーマが“5年後も健康で美しく”を掲げています。お客様が5年後を想像したときに、思い描いている人生を歩めるようなお手伝いをし続けたいですね。そして最初にお話をした、トータルバランスを整えられる複合施設を作り、人生のサポートをしたいです。

ーー素敵なビジョンですね。複合施設ができるのを、とても楽しみにしています!

深井:サロンに来てくださるお客様は忙しく仕事をされている方やママさんも多く、中には自分のことを二の次にしてしまっている人もいます。サロンTUMUGUは、自分自身を大切にできる場であり続けていきたいですし、年齢に左右されず“今の自分が愛しい”と思って頂ける、お手伝いをしていきたいです。

ーーつい年齢を気にしてしまいがちになってしまいますが、わたしも自分を愛せるように、自己肯定感を上げていきたいです。インタビューありがとうございました。

インタビュー後記


鍼灸マッサージサロンTUMUGUの院長深井様に、鍼灸師/東京五輪柔道トレーナーとしての経験や今後のサロンのビジョンを伺いました。

いくつになっても人生を楽しめる、体づくりをサポートする複合施設の開業を目指して、健康と真摯に向き合う深井様でした。本日はありがとうございました。

鍼灸マッサージサロンTUMUGU院長 深井 美帆様のご経歴


鍼灸師/鍼灸師/あん摩マッサージ師、セラピスト、マッサージサロンTUMUGU院長 深井美帆

奈良県出身。専門学校卒業後、大手治療院グループに入社。東京五輪開催時には、柔道帯同トレーナーとして活動する。その後、身体を未来に紡ぐ想いを込めて、鍼灸マッサージサロンTUMUGUを開業。お客様一人一人に寄り添った丁寧なカウンセリングと、トレーナーの経験を活かした体の動きや使い方を取り入れた、施術を提案している。

Instagram

この記事を書いた人

山田 花子

美容ライター 近藤理

日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ®︎、薬事法有識者会議認定コスメ薬事管理者を取得している美容ライター。10年以上の美容部員の経験を活かしながら、美容メディアにてスキンケアやメイクの記事を執筆している。

この記事に関連するキーワード

記事を探すページに戻る