「旦那がテレビを見ているだけでイライラ・・・。」
「40代になってから夫婦ゲンカが増えた・・・。」
実はそれ、単なるマンネリではなく、男女の更年期が原因かも・・・。
そんなときに食べてほしいのが「高野豆腐」です。
高野豆腐がおすすめの理由やアレンジ調理方法を管理栄養士が解説します。
夫婦ゲンカの温床!?男女の「更年期障害」について
更年期障害は、女性だけでなく男性にもリスクがあり、夫婦のすれ違いの一因である場合も…。
男女の更年期障害の特徴を見てみましょう。
<女性の更年期障害の特徴>
- 時期 :時期:閉経の前後各5年の約10年(一般的には45~55歳)
- 主原因 :女性ホルモン(エストロゲン)の減少とゆらぎ
- 症状 :のぼせ・ほてり・発汗異常・筋力低下・肥満・手足の冷え・意欲低下・疲れ・不眠・イライラ・頭痛・肩こり・めまい・関節痛 など
<男性の更年期障害の特徴>
- 時期 :40代以降(個人差が大きい)
- 主原因 :男性ホルモン(テストステロン)の減少
- 症状 :女性同様の症状に加えて、勃起力の低下・性欲減退 など
40代以降は、男女ともに「イライラ」や「肥満」・「意欲低下」などが現れやすく、男性には「性欲低下」も見られます。
お互いに異性としての魅力を感じにくくなり、夫婦のすれ違いが起こりやすい時期です。
夫婦円満のためには、夫婦そろって健康的なごはんを食べて、ともに性ホルモンの維持を目指す必要があります。
40代からの更年期ケアに「高野豆腐」を
40代以降の夫婦におすすめなのが”高野豆腐”です。
女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする「大豆イソフラボン」が含まれています。
また、男性ホルモン(テストステロン)の増加に必要な「タンパク質」や「亜鉛」、血流改善により男性機能の回復効果がある「アルギニン」が豊富です。
大豆製品のなかでも栄養が凝縮されているおからと比べても、高野豆腐(水戻し)のほうが総じて含有量が多く、効率的に有用成分を摂取できます。
更年期の夫婦が「高野豆腐」を食べるメリットとデメリット
更年期の食事に、高野豆腐を取り入れるメリットとデメリットをみていきましょう。
<メリット>
- 栄養価が高い
- 安価
- 動脈硬化の原因となる動物性脂肪を含まない
- 保存がきく
<デメリット>
- 料理のレパートリーが少ない
高野豆腐のおすすめの食べ方・使い方
高野豆腐のレシピは、定番の煮物だけではありません。日々の食事に高野豆腐を取り入れるアイデアをご紹介します。
(1) 水戻しした高野豆腐をフードプロセッサーでミンチ状にして使う(ひき肉の代替えとして、そぼろ・ミートソース・カレーに)
(2) 乾燥したままの高野豆腐を、おろし金ですりおろして、パン粉の代わりに
(3)水戻しした高野豆腐に味付け、片栗粉でまぶして、揚げて唐揚げ風に
(4)水戻しした高野豆腐を片栗粉でまぶして、揚げ焼きにしてから照り焼きに
高野豆腐を肉やパン粉の代替えとして使えば、カロリーダウンも期待できます。ぜひ、お試しください。
まとめ
40代以降は、心身の余裕がなくなり、すれ違いが起こりやすい時期です。
だからこそ、夫婦ともに日々の食事でケアする必要があります。
ぜひ、夫婦円満のためにも高野豆腐を食事にとり入れてみてください。
【著者のプロフィール】
管理栄養士ライター emimi
健康コラムや広告の執筆をする管理栄養士ライター。
薬機法に配慮し、根拠に基づく正しい情報発信を心がけている。
給食会社・保育園・病院にて献立作成や調理・栄養相談に携わってきた経験を活かし、かんたん・時短レシピの提供も。
3児のママとしても奮闘中。