「長寿の町」京丹後市。
実は、人口あたりの100歳以上の高齢者数が全国平均の約3倍という「偶然」では片付けられない驚異のデータがあるんだとか。
なぜここまで長生きの人が多いのか、暮らしや食文化の側面から紹介します。
ポイント①毎日適度な運動
京丹後市は、今も農作業などを日常的にこなす人が多く、高齢者であってもからだを自然と動かす生活が根付いています。
「階段を使って生活をする」「買い物は徒歩で行く」のような習慣が、自然と毎日運動する生活につながっているんですね。
また、「のびのび体操」を地域で行うなど、高齢者がからだを動かす取り組みも行われています。
これによって運動習慣はもちろん、人と交流することもでき、心身の健康を支えているんだとか。
ポイント②腸にやさしい食文化
京丹後市は食生活も特徴的。
調査によると、京丹後市の高齢者は発酵性食物繊維を多く含む、海藻や豆類、根菜を食べている人が多いようです。
さらに、保存食として有名なぬか漬けやみそ汁、煮物などの和食文化を好む人が多いため、日常的に腸内環境を意識した生活ができているんだとか。
実際に、京丹後市の高齢者の町内には「酪酸菌」と呼ばれる善玉菌が多く存在しているみたいですよ。
それにより、腸内フローラの健全性や、免疫力の維持ができているのかもしれません。
京丹後市に学ぶ腸活は?
今日のコラムでは、京丹後市が長寿の町といわれる理由を、環境と食文化の両面から解説しました。
次回はいよいよ、京丹後市から学ぶ腸活のヒントを紹介します。
乞うご期待!
<監修者プロフィール>
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
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