パナソニックが描く「ひとり時間」:ウェルビーイングと 家電の新たな関係性

2025.09.11

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現代人の生活において、ますます重要性を増す「ひとり時間」。パナソニック株式会社が実
施した「ひとり時間」の実態調査は、このパーソナルな時間の価値を深く掘り下げ、家電が
果たす役割を問い直す興味深いものです。今回、同社の担当者に直接取材し、調査の目的か
ら思い、その全貌を深掘りしました。

 <詳しくはこちら> 

▼「UP LIFE」特集記事:【ひとり時間の実態調査 Vol.3】 リラックスするほど満足度がア ップ。文芸評論家・三宅香帆さんと考える、 心身を癒す『ひとり時間』の過ごし方

▼「UP LIFE」特集記事:【「ひとり時間」の実態調査 Vol.2】 ”とことん熱中”がカギ?! 没頭から紐解く『ひとり時間』の過ごし方 

▼「UP LIFE」特集記事:【「ひとり時間」の実態調査 vol.1】「ひとり時間」の過ごし方 が、人生の満足度を高める?! 過ごし方のポイントとは? 

▼調査白書:「ひとり時間」の実態調査 白書をダウンロード(PDF) <調査概要> 

調査期間:2024年12月20日(金)~12月23日(月) 

調査地域:全国 

調査方法:インターネット調査 

調査会社:株式会社クロス・マーケティング 

調査対象:下記2つの対象に分けて調査 

(1)5,200 人(現状「ひとり時間」が取れている方/現状「ひとり時間」が取れていない方 学生および無職の方は除く/18~79 才の男女) 

(2)2,400 人(現状「ひとり時間」が取れている方/学生および無職の方は除く 18 ~29 才・30 代・40 代・50 代・60 代・70 代の男女各 200 名)  

※パナソニック調べ 

I. 調査の目的と意義:豊かな「ものとこころ」が共存する社会へ

シンデレラフィット編集部:(以下編集部)本調査シリーズ(Vol.1~3)を通じ、貴社が示したい現代の「ひとり時間」とは? 
A:当社は「物と心が共に豊かな理想の社会」を掲げています。くらしを豊かで便利に、人や社会の幸せを目指し、様々な家電商品やお客様視点でのくらし提案を行っています。今回の 「ひとり時間」は新たなライフスタイル提案として取り組んでいます。 
昨今の暮らし方や働き方などライフスタイルの多様化の中で、一人ひとりが自分に合った生活スタイルを選ぶようになっていることから、「ひとり時間」の大切さに着目しました。自分のために自由に使える「ひとり時間」と改めて向き合い寄り添うことで、より人生の満足度が向上し、その積み重ねがウェルビーイングに繋がると考えています。 
編集部:この調査では「ライフスタイル提案」という観点から、「ひとり時間」を豊かにする家電製品やサービスをどのように考えましたか? 
A:この調査は、「くらしのお困りごと」や「ライフスタイルの多様化」に対し、家電製品が寄り添い、お役立ちできるかということと考えています。 
「ライフスタイル提案」という観点では、「ひとり時間=自分で自由に決めて、自分のために使うひとりの時間。」と定義し、これが人生の満足度向上につながるという仮説のもと、お客様への「投げかけ」を通じて、その「ひとり時間」に寄り添う家電製品の新たな価値を提案していくことを目指しています。 

II. 調査設計と方法論:リアルな「ひとり時間」を解き明かす 

編集部:今回の調査対象者(学生・無職を除く 18~79 才の男女 5,200 人)の設定理由は?特に、家電製品の利用シーンやニーズをどう探ろうとされましたか? 
A:幅広い年代を対象とし、多様なライフスタイルにおける「ひとり時間」の実態を掌握することで、家電製品の使用シーンや潜在ニーズを多角的に把握したいと考えています。 
編集部:「ひとり時間」の定義をどう工夫しましたか?家電製品の利用状況や満足度を測るための 具体的な方法を教えてください。 
A:「ひとり時間」は単なる「物理的なひとりの時間」ではなく、「自分で自由に決めて、自分のために使うひとりの時間。」と定義しています。これは、心身のリラックスだけでな く、自己成長や趣味への没頭など、「自身への投資時間」としての側面も含まれます。イン ターネット調査を通じて、具体的な行動、そしてそれらと家電の関わりを詳細に把握することで、お客様の生活に寄り添った家電製品を提案しています。 
編集部:インターネット調査を選んだ理由とは? 
A:家電製品は幅広い年代のお客様が使用されるので、的確なサンプル数を集めることができる インターネット調査を選びました。
編集部:「休息(癒し、リラックス)」と「没頭」の概念をどう提示しましたか?
A:実態調査の結果で多くの方が「ひとり時間」の過ごし方として、❝何かに「没頭」して楽し んでいる❞、❝「リラックス」した時間を過ごす❞と回答されました。「没頭」「リラック ス」に着目し、3 回の記事を掲載しています。 
「休息(癒し、リラックス)」について具体的には、アロマを焚きながら音楽を聴く、読書 をする、などの回答がありました。癒しを重視している人の「ひとり時間」の満足度は 76.1%にのぼり、刺激を受けて楽しみたい派の 66.5%よりも高い結果となりました。リラッ クスした時間を過ごすことが、「ひとり時間」の質を高める重要なファクターとなっている ことが考えられます。「没頭」については、録画したコンテンツの視聴や本格的な料理への 挑戦、新しい知識を得るための学び時間、などの回答がありました。それぞれの調査結果に 基づき、より快適な「ひとり時間」を過ごしていただきたく、適した家電製品を提案しています。 

III. 調査結果の詳細と考察:「ひとり時間」の多様性 

編集部:年代別・属性別の傾向について:年代別、性別、ライフスタイル別に「ひとり時間」の過 ごし方や満足度に違いはありましたか?それぞれの層に響く家電製品の役割に違いはあり ますか? 
A:エンタメ鑑賞は年齢問わず高い傾向など、ひとり時間の過ごしかたについて年代別・性別で はっきり分かれているというより、ライフスタイルに沿った「ひとり時間」を過ごされてい ることが多いという調査結果がでました。 
編集部:今回の調査で、家電製品の新たな可能性を示唆するような意外な発見はありましたか? 
A:「日常に寄り添う商品提案」の大切を改めて感じました。日々のくらしに自然に溶け込 み、お客様の「ひとり時間」をそっと支えるような家電が、人生の満足度向上にお役立ちで きるのではと考えています。 

IV. パナソニックの「ひとり時間」:暮らしに寄り添う家電の進化 

編集部:本調査で紹介された貴社の家電製品(コーヒーメーカー「NC-A58」、コンパクトステレオ システム「OTTAVA f SC-C70MK2」、高周波治療器「EW-RA550 コリコランワイド」、 ブルーレイディスクレコーダー「全自動ディーガ DMR-2X603」)は、どのように役立ちますか? 
A:『「ひとり時間」の実態調査 Vol.3』で紹介した商品は下記になります。当社 WEB サイト 「UP LIFE」の「ひとり時間」にて Vol.1、VOL.2 で紹介した商品もご覧いただけます。  

特集/ひとり時間 | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic

● コーヒーメーカー NC-A58:豆の挽きから蒸らし、抽出、さらにミルの洗浄まですべ ておまかせ。挽き方や味のバランスも選べるので、例えば、集中して本をイッキ読 みしたいときはストロングコース、寝る前はデカフェ豆コースなど、「ひとり時 間」の過ごし方に合わせて味わいを変えられます。 
概要 コーヒーメーカー NC-A58 | コーヒーメーカー | Panasonic


● コンパクトステレオシステム OTTAVA f SC-C70MK2: テクニクスならではの、豊かに響く上質なサウンドを楽しめるコンパクトオーディオシステム。ハイレゾ音源を はじめ音楽ストリーミングサービスから、CD やラジオまで、幅広い音楽コンテンツ に対応。音楽とともに過ごす、くつろぎの時間を演出します。 
プレミアム・コンパクトステレオシステム OTTAVA™ F SC-C70MK2|Hi-Fi オーディオ - Technics(テクニクス)

● 高周波治療器 EW-RA550 コリコランワイド: 肩にはおるだけの高周波治療器。読書 しながら、動画を見ながら、肩こりが改善できます。 
概要 高周波治療器 コリコランワイド EW-RA550 | 治療器(家庭用電気治療器) | Panasonic

● ブルーレイディスクレコーダー 全自動ディーガ DMR-2X603: 「推しが出ている番組 は見逃したくない」という方におすすめです。スマートフォンアプリ「どこでもデ ィーガ」を使えば外出先からでも視聴や録画予約ができます。 
概要 全自動ディーガ DMR-2X603 | ブルーレイ・DVDレコーダー | Panasonic

V. 今後の展望:「より良い社会」と家電の役割 

編集部:【「ひとり時間」の実態調査】シリーズは今後も継続しますか? 
A:「ひとり時間」については、今後も継続を検討しています。新たなライフスタイル提案とし て、お客様のニーズを把握しながら「くらしに寄り添う」という想いをお伝えするとともに お役立ちできる家電をご提案していきたいと考えています。 
編集部:今回の調査結果を通じ、「ひとり時間」の充実がその実現にどう貢献し、そこに貴社の家 電がどう関わっていくとお考えですか? 
A:今回の実態調査により、「ひとり時間」を充実させることが、人生の満足度を高める重要な要素であることがわかりました。単なる家電製品としてではなく、「日常の大切な『ひとり 時間』に寄り添い、より充実したくらしをご提案」したいと考えています。 

今回の取材を通して、パナソニックが「ひとり時間」を単なる市場調査の対象としてではな く、現代人のウェルビーイングを向上させるための重要な鍵として捉えていることが深く理 解できました。今後の製品開発やサービス展開にも、この「ひとり時間」という視点が色濃 く反映されていくことでしょう。 

 

 

この記事を書いた人

山田 花子

Cinderella Fit 編集部

美容メディア シンデレラフィット

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

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