「精神的に不安定で気分が落ち込みやすい」「疲れがとれない」「一年中冷えがつらい」などの不調に悩んでいませんか?
病院へ行くほどではないけれどつらい……そんな「なんとなく不調」のときこそ、漢方薬が心強い味方になります。
そこで今回は、オンライン漢方サービス「あんしん漢方」で多くの女性に処方されている人気の漢方薬とその選ばれる理由について、薬剤師の清水みゆきさんに教えてもらいました。
「なんとなく不調」に漢方薬が役立つ理由
疲れやすさや冷え、気分の落ち込みなど「なんとなく不調」を感じているにもかかわらず、検査では異常が見つからず原因がはっきりしない、このような状態を「未病(みびょう)」と呼びます。
未病とは、まだ病気として診断される段階ではないものの、心やからだのバランスが崩れかけているサイン。とくに、仕事や家事、育児などで忙しい現代女性は、このような未病の状態に悩む方も少なくありません。
漢方薬は、この未病の段階から力を発揮します。
気になる症状の改善だけではなく、血流や水分代謝、自律神経などの乱れを整えて、体質からの根本改善を目指せるのが大きな特徴です。
みんなに選ばれる漢方薬3つをチェック!
漢方薬とひとことで言っても種類はさまざま。実際にどの漢方薬がどのような不調に使われているのか気になりますよね。
そこで、オンライン漢方サービス「あんしん漢方」で実際によく処方されている人気の3つの漢方薬について詳しく解説します。
1位 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
防已黄耆湯は、胃腸の働きや水分代謝を整えて、肥満症(水太り)やむくみ、多汗症に効果がある漢方薬です。
余分な水分を排出することで、関節の腫れや痛みの改善も期待できるため、とくに、むくみが慢性化した水太り体型でひざに負担を感じる中年女性によく使われます。
【おすすめの方】
・疲れやすい
・汗をかきやすい
・下半身がむくむ
・ひざが痛い
・水太り
イメージとしては、汗っかきで運動するとすぐに疲れてしまう、色白でぽっちゃりとした体型の女性です。
「あんしん漢方」ではダイエット希望の方に処方されることが多いですが、単なる減量目的ではなく、疲れやすさや下半身のむくみといった体質的な問題にもアプローチできる点が人気の理由です。
防已黄耆湯は、大黄(だいおう)や山梔子(さんしし)といった生薬を含まないため、下痢などの副作用のリスクが低く、胃腸が弱い方や長期服用を考える女性にも安心して使いやすいとされています。
2位 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
半夏厚朴湯は、気(き:生命活動のエネルギー)の滞りを除き、精神の緊張を緩めることで、強い不安感やのどのつかえ感、神経性胃炎に効果がある漢方薬です。
のどの違和感から生じる咳や咳払いにも効果が期待できます。
【おすすめの方】
・ストレスを感じやすい
・気分がふさぎがち
・不安や心配事で眠れない
・のどの違和感・つかえ感がある
・吐き気や胃痛などの胃の不調がある
イメージとしては、神経質で完璧主義傾向があり、緊張しやすく、検査では異常がでない不調を感じやすい女性です。
「あんしん漢方」では、ストレスや不眠に悩む方に処方されることが多く、心身の緊張をやわらげ自律神経を整える作用が期待できるため、効果実感度が高く支持されています。
また、蘇葉(そよう)の香りがよく、比較的飲みやすい漢方薬であることも人気の理由です。
3位 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
補中益気湯は、低下した胃腸の機能を高めて気を補い巡らせて、疲労や夏バテのようなだるさ、食欲不振を改善する漢方薬です。
インフルエンザやコロナといった感染症の罹患後や手術後の体力回復にもよく使われます。
【おすすめの方】
・疲れやすい
・やる気がでない
・食欲がない
・手足がだるい
・寝汗をかきやすい
イメージとしては、あまり元気がなく、仕事や運動ですぐに疲れてしまい、風邪をひきやすい女性です。
胃腸が弱いと、消化に多くの気が使われてからだ全体に行き渡る気が不足するため、食後に強い眠気を感じやすくなります。補中益気湯はこのようなタイプの方でも効果を感じやすい漢方薬です。
「あんしん漢方」では、慢性的な疲れやすさやだるさに悩む方に処方されており、体質を根本から整えることで生活全体の質を高められる点が人気です。
「私に合う漢方薬はどれ?」賢く選ぶ漢方ライフ
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、自分の状態や体質に合っているかという点です。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているかを見極めるためには、専門家の力を借りるのが安心です。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
対面では話しにくい悩みもスマホで気軽に相談することができます。
なんとなく不調を解消しよう
「なんとなく不調」を我慢し続けると、将来的に大きな病気につながることもあります。
漢方薬は、症状の改善だけでなく、根本からの体質改善を目指せる頼もしい味方です。
今回紹介した防已黄耆湯・半夏厚朴湯・補中益気湯は、いずれも「あんしん漢方」で実際に多くの女性に処方されており、臨床的にも効果を実感しやすいものです。
ただし、同じ症状でも体質によって合う漢方薬は異なりますので、専門家に相談して自分にぴったりのものを選びましょう。
参考
(※1)あんしん漢方サポート部
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師、JAMHA認定ハーバルセラピスト。製薬企業の研究所員を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として在勤しながら「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10063&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=250909