藤井美樹WeeklyコラムVol.39 整える時間がない人は、本当に時間がないのか

2026.06.25

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こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。

「時間がない」。

整えたいと思いながらも、そう感じている人は少なくないのではないでしょうか。

仕事がある。
家事がある。
子育てがある。

やるべきことを並べれば、時間が足りないのは事実です。
私自身も長い間、整えられない理由は時間不足だと思っていました。

若い頃は、それでも回っていた

最近ふと思うことがあります。
若い頃は、もっと無茶ができたな、と。

学生時代はオールでカラオケに行ったり、夜遅くまで遊んだりしていました。

起業した頃も、常に眠気と戦いながら働き、予定はぎっしり。それでも、ここ一番の勝負どころでは不思議と力が出ていました。

今思えばかなり無茶な生活です。

けれど当時は、それでも回っていました。
多少寝不足でも、翌日休めば回復する。食事が乱れても、そこまで大きな不調は感じない。

だから整えることは、後回しでも何とかなるものだったのです。

同じやり方では回らなくなる

ところが、年齢を重ねるにつれて少しずつ変化を感じるようになりました。

疲れが抜けにくい。寝ても完全には回復しない。以前なら気にならなかったことに反応してしまったり、体調の波を感じたりすることも増えました。

もちろん年齢だけが原因ではないと思います。

仕事の責任も増える。家族との時間もある。人生の中で抱えるものが増えていくからこそ、同じやり方では回らなくなるのかもしれません。

一方で、集中力や判断力は以前より高まったと感じています。経験を積んだことで、何に力を使うべきかが分かるようになったからです。

だからこそ感じるのです。問題は能力ではなく、状態なのだと。

足りなかったのは時間ではなかった

振り返ってみると、本当に足りなかったのは時間ではなかったのかもしれません。

足りなかったのは、整えるという発想です。
若い頃は整えなくても回った。

だから、睡眠も食事も休息も後回しになった。整えることは、余裕がある人がやることのように思っていたのです。

けれど実際には逆でした。

整えているから余裕が生まれる。
整えているから判断できる。
整えているから力を発揮できる。

そう考えるようになりました。

知っているだけでは変わらない

もう一つ感じるのは、知っていることと、できることは違うということです。

睡眠が大切なことも、運動が必要なことも、多くの人は知っています。それでも続かない。

なぜなら、忙しい日常の中では緊急ではないことから削られていくからです。

実際、私が朝のウォーキングを始められたのも、一緒に歩く人がいたからでした。もし一人だったら、「また今度」にしていたかもしれません。

整えることは意志の強さだけで続くものではありません。続けられる環境や仕組みもまた、大切なのだと思います。

整える時間とは何だろう

整える時間というと、美容の時間や運動の時間を思い浮かべるかもしれません。もちろん、それも大切です。

けれど本質は、自分を回復させる時間なのではないでしょうか。

無理を続けるためではなく、長く力を発揮し続けるための時間。その視点を持つようになってから、睡眠や休息に対する考え方も少し変わりました。

整えることは特別なことではありません。
未来の自分のために、今の状態を整えておくことなのだと思います。

整えることが必要な時期がある

若い頃は整えなくても回った。
でも今は、整えなければ回らない。

それは衰えというより、自分の状態と向き合うタイミングが来たということなのかもしれません。

時間がないから整えられない。そう思っていた時期もありました。

けれど今は、整えることを後回しにするほど、時間も気力も失っていくように感じています。

整えることは、余裕ができてからやるものではありません。長く力を発揮し続けるための土台です。

まず整えるべきはスケジュールではなく、自分の状態なのかもしれません。
PROFILE
Miki Fujii / Representative Director
藤井 美樹
株式会社STAGE・Cport代表

藤井 美樹

“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》
働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。

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