【インタビュー】福岡の「動」と「静」を極める――HILLTOP RESORT FUKUOKAが体現する、真のラグジュアリーのあり方

2026.06.25

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福岡・天神や博多から車でわずか数分。標高約160mの丘の上に位置する「HILLTOP RESORT FUKUOKA」は、都市の活気と深い森の静寂が共存する希有なアーバンリゾートです。
2023年11月には新客室コンセプト「New Knows Old」を導入し、進化を続ける同施設。リブランディングから約2年半が経過した今、多くの感度の高い旅人たちから熱い視線を集めています。今回は、総支配人の鎗水浩治氏に、この場所が目指す「時間そのものを楽しむ滞在」の哲学についてお話を伺いました。

「福岡を楽しむ」から「HILLTOPで過ごす」へ

――リブランディングから約2年半。ゲストの変化や、最も大きく感じられている手応えについて教えてください。

鎗水氏: 最も大きな変化は、ゲストの動機が「福岡を楽しむために泊まる」ことから、「HILLTOPで過ごす時間そのものを目的に選ばれる」ように変わったことです。

私たちは開業以来、「Excitement & Tranquility 〜動と静〜」というコンセプトを掲げてきました。福岡の賑わいや食文化といった“動”を楽しんだ後に、この丘の上で静寂に身を委ねる“静”を体験する。その両方を一つの滞在で叶えることが、私たちが提供すべき価値だと考えています。

現在では、海外からの旅行客や感度の高いビジネストラベラーの方々を中心に、単なるラグジュアリーホテルではなく、「本来の自分に戻れる場所」として高く評価していただくケースが増えています。

その「静」の時間を演出するための、空間づくりや哲学についてお聞かせください。

鎗水氏: 大切にしているのは、「過度な演出をしないこと」です。

エントランスから客室へ向かう導線の中で、音や香り、光のトーンを少しずつ変化させ、自然と気持ちが落ち着いていくように設計しています。また、ライブラリーやスパ、客室から眺める森の景観も、静けさを感じるための重要な要素です。

私たちにとっての「静」とは、単なる無音ではありません。五感を研ぎ澄まし、自分自身と向き合える時間のことです。サービスにおいても、必要以上に干渉せず、お客様が求めるタイミングで自然に寄り添うホスピタリティを徹底しています。

「温故知新」が叶える、新しいラグジュアリーの形

――新客室コンセプト「New Knows Old」では、温故知新をテーマに掲げられています。この「継承と調和」をどのように現代のライフスタイルへ落とし込まれたのでしょうか?

鎗水氏: 単に新しいデザインを取り入れるのではなく、この場所が長年培ってきた建築や景観の価値を見つめ直し、現代的な感性で再編集することを目指しました。

特に意識したのは、日本建築が持つ「余白」や「引き算の美学」です。例えば、低めの開口部といった建築のスケール感はあえて活かしています。窓の外に広がる森や福岡の街並みが、まるで一枚の絵画のように切り取られ、自然との一体感を強く感じられるはずです。

その上で、現代のゲストが求める快適性や機能性はしっかりとアップデートしました。「継承と調和」とは、古いものをそのまま残すことではありません。過去の価値を尊重しつつ、今のライフスタイルに進化させる。その結果、「懐かしいのに新しい、落ち着くのに洗練されている」という感覚が生まれるのだと考えています。

――福岡市の中心部にありながら豊かな街並みを一望できるロケーションは、貴施設ならではの資産です。ハード・ソフトの両面で、差別化のためにどのような取り組みをされているのでしょうか。

鎗水氏: ソフト面では、先ほども触れた通り「静けさを妨げないおもてなし」を徹底しています。スタッフは「動」と「静」をつなぐ存在として、お客様が心から解き放てる時間を支えることに徹しています。私たちのサービスが前面に出るのではなく、お客様が気づかないほど自然に、滞在に寄り添うことを目指しています。

ハード面では、館内のあらゆる場所から絶景を楽しめる設計です。客室はもちろん、ライブラリー、レストラン、スパに至るまで、それぞれ異なる角度から森や街の表情を感じられるよう構成しています。大きな窓やテラスを通して、刻一刻と変化する空の色や木漏れ日を、滞在の喜びとして取り込んでいただけるはずです。

【ホテル公式】ヒルトップリゾート福岡 | HILLTOP RESORT FUKUOKA

【編集部後記】

鎗水氏のお話から感じられたのは、華やかな演出の裏側にある徹底した「引き算」の美学でした。福岡という街のエネルギーを享受したあとに訪れる「HILLTOP RESORT FUKUOKA」でのひとときは、まさに忙しない日常を送る現代人にとっての「本来の自分を取り戻すための聖域」と言えるでしょう。
取材・文:シンデレラフィット編集部 高部

この記事を書いた人

山田 花子

Cinderella Fit 編集部

美容メディア シンデレラフィット

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

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