福岡・天神や博多から車でわずか数十分。「HILLTOP RESORT FUKUOKA」は都市の華やかさと緑あふれる自然を生かしたアーバンリゾートです。
2023年11月には新客室「New Knows Old」を導入し、進化を続ける同施設。リブランディングから約2年半が経過した今、多くの旅人たちから熱い視線を集めています。今回は、総支配人の鎗水浩治氏に、この場所が目指す「時間そのものを楽しむ滞在」の哲学についてお話を伺いました。
「福岡を楽しむ」から「HILLTOPで過ごす」へ
――リブランディングから約2年半。ゲストの変化や、最も大きく感じられている手ごたえについて教えてください。
鎗水氏: HILLTOP RESORT FUKUOKAは開業から10年を迎え、おかげさまで福岡のマーケットにおいて一定の認知をいただける存在になりました。その一方で、次の10年を見据えたときに、これまでの延長線上ではなく、新たな価値をお届けしていく必要があると感じていました。
そこで取り組んだのが今回のリブランディングです。「HILLTOPで過ごすことそのものが目的となるホテル」へ。その第一歩として、ビアテラスや客室の改装を行いました。
リブランディングから約2年半が経ちますが、以前よりも館内でゆっくりと時間を過ごされるお客様が増えたように感じています。福岡観光の拠点としてだけではなく、この場所ならではの景色や食、空間を目的にお越しいただくお客様が少しずつ増えていることは、大きな手ごたえの一つです。
私たちの挑戦はまだ途中です。今後もさらなる価値や新たな取り組みを予定しており、常に進化を続けながら、訪れるたびに新しい発見や心地よさを感じていただける場所であり続けたいと考えています。
その「静」の時間を演出するための、空間づくりや哲学についてお聞かせください。
鎗水氏: 私たちが考える「静」とは、単に音がない状態ではありません。福岡のにぎやかな街で過ごす時間から一歩離れ、「静」の時間を通じて、心身ともに満たされるひとときです。
その世界観をより深く感じていただくための取り組みとして、「デジタルデトックスプラン」や客室内で受けられるスパトリートメントをご用意しています。
特にデジタルデトックスプランでは、スマートフォンやSNSから一時的に離れることで、普段は見過ごしてしまいがちな景色や季節の移ろいに目を向けたり、自分自身の感覚に意識を向けたりする時間をお過ごしいただけます。
また、客室でのスパトリートメントは、誰にも邪魔されることなく、自分だけの時間に身を委ねられる特別な体験です。慌ただしい日常から離れ、心と身体をゆっくりと整えていただくことで、より深いリラクゼーションへと導きます。
「温故知新」が叶える、新しいラグジュアリーの形
――新客室コンセプト「New Knows Old」では、温故知新をテーマに掲げられています。この「継承と調和」をどのように現代のライフスタイルへ落とし込まれたのでしょうか?
鎗水氏: 客室のデザインコンセプトは、「日本的モダニズムの調和。懐かしくも新しい“ちょうどいい空間”」です。私たちが大切にしているのは、古いものから新しい価値を見出すという考え方と懐かしさと新しさが自然に共存する空間です。時代が変わっても受け継がれてきた美意識や心地よさには、今なお人の心を豊かにする力があると思っています。
だからこそ、「New Knows Old」では、古き良き価値に改めて目を向け、それを現代のライフスタイルに寄り添う形で表現することを目指しました。
伝統を守るだけでもなく、新しさを追い求めるだけでもない。その両方が調和することで生まれる心地よさこそが、私たちの目指す空間であり、ゲストの皆様にお届けしたい体験です。
――福岡市の中心部にありながら豊かな街並みを一望できるロケーションは、貴施設ならではの資産です。ハード・ソフトの両面で、差別化のためにどのような取り組みをされているのでしょうか。
鎗水氏: ソフト面では、「静けさを妨げないおもてなし」を徹底しています。スタッフは「動」と「静」をつなぐ存在として、お客様がくつろげる空間と時間を作り出すこと、サービスにおいては程よい距離感でお客様の滞在に寄り添うことを目指しています。
ハード面では館内のあらゆる場所から絶景を楽しめる設計です。客室はもちろん、レストラン、スパに至るまで、それぞれ異なる角度から森や街の表情を感じられるよう構成しています。
【ホテル公式】ヒルトップリゾート福岡 | HILLTOP RESORT FUKUOKA
【編集部後記】
鎗水氏のお話から、リブランディングによってゲストの滞在スタイルが着実に変化していることが伝わってきました。「HILLTOP RESORT FUKUOKA」は、単なる宿泊施設を超え、日常をリセットし本来の自分に戻るための特別な聖域として、これからも進化を続けていくことでしょう。
取材・文:シンデレラフィット編集部 高部

