瀬戸内海に浮かぶ国生みの島。
その昔、徳島藩の領土でもあり現在では本州と四国をつなぐ役割を担っている関西屈指のリゾート地「南あわじ」。その観光スポットを本稿では紹介します。
淡路島自体の大きさは東京都23区の面積とほぼ同じで、海あり、山あり、グルメありで移住をする人は増加傾向にあります。
日本最古の神社「伊弉諾神宮」をはじめ様々な神話と歴史、文化・芸術に彩られ、パワースポットと呼ばれる場所もたくさんあり魅力たっぷりです。今年の夏はぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
世界の名画に出合える場所 大塚国際美術館
うず潮で有名な鳴門海峡を挟み、南あわじ市の対面に位置する鳴門市。
大鳴門橋の四国側の袂に大塚国際美術館があります。1998年に開館し、
世界26カ国、190余りの美術館が所蔵する、古代から現代までの
西洋名画1000余点を特殊技術“陶板”で原寸大に再現しています。
日本最大級の常設展示スペースを有し、約4㎞におよぶ鑑賞ルートには、
レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」、ゴッホ「ヒマワリ」、
ピカソ「ゲルニカ」など、教科書で一度は見たことがある名画を
一堂に展示しており、世界の美術品を味わえます。
フラッシュなしで作品との記念撮影がOKなのも人気のポイントです。
【詳細】
大塚国際美術館 大塚国際美術館|徳島県鳴門市にある陶板名画美術館 (o-museum.or.jp)
住所: 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
営業時間: 09:30 – 17:00
アクセス: 鳴門駅から路線バス約15分/徳島駅から路線バス約56分
南あわじから路線バスで約20分(淡路交通・西淡志知バス停〔高速道路上〕より)
淡路島南IC~大塚国際美術館まで車で約10分
定休日: 月曜日(祝日の際は翌日)
日本初の南画の美術館|南あわじ滝川記念美術館玉青館
幼少時代を淡路島洲本で過ごし、後年、南あわじ市の国清禅寺再興に住職を務めた日本現代南画*の第一人者:直原 玉青(じきはら ぎょくせい)画伯の作品が飾られています。地元篤志家の滝川弘医師の援助を受け、玉青87歳の1991年に開館しました。
中国の故宮博物館を模した建物で外観から見応えがあります。
代表作である「禅の牧牛 うしかひ草」など常設展示されており、ダイナミックで美しい作品を静かに鑑賞ができます。また、市内で発見された松帆銅鐸をはじめとする地域の貴重な歴史資料をご覧いただけます。考古学ファンには必見です。
*中国南宗画に由来し、18世紀の日本で成立した日本絵画の重要な領域のひとつです。
【詳細】
南あわじ市滝川記念美術館玉青館 南あわじ市滝川記念美術館 玉青館 - 南あわじ市ホームページ (city.minamiawaji.hyogo.jp)
住所: 兵庫県南あわじ市松帆西路1137-1
営業時間: 09:00 – 17:00
アクセス: 高速バス「陸の港西淡」、「志知」徒歩20分
市内循環バス(らんらんバス西循環線)「陸の港西淡」より2分「玉青館前」下車
鳴門海峡の絶景!超穴場観光スポット|若人の広場公園
遡ること戦時中に学徒動員され戦没した約20万人の若者を追悼する鎮魂の塔「永遠のともしび」がそびえる公園で、1967年に開設されました。ペン先をモチーフとした慰霊塔は、高さ25m、
タワー中央部分には戦火に散った学徒たちを弔い、恒久平和を願う炎が燃え続けています。
世界的建築家の丹下健三による設計です。
また当公園は「ひょうごの景観ビューポイント」にも選ばれており、高台からの見晴らしはまさに絶景。鳴門海峡から福良湾、阿万・吹上浜の風景が一望できる展望エリアにもなっています。晴れた日は遠く香川や徳島、和歌山まで見渡せ、まさに絶景のオススメスポットです。
【詳細】
若人の広場公園 若人の広場公園 - 南あわじ市ホームページ (city.minamiawaji.hyogo.jp)
住所: 南あわじ市阿万塩屋町2658-7
アクセス: 神戸淡路鳴門自動車道「淡路島南IC」より車で約20分
南あわじ市で500年の歴史を持つ|淡路人形座
淡路人形浄瑠璃は日本を代表する伝統芸能の一つであり500年の歴史を誇ります。1964年に発足した淡路人形座は、人情もの、歴史ものなど何世代もの人々の創意工夫が重ねられ受け継がれた作品を上演しています。
1976年には国指定重要無形民俗文化財に指定されており、伝統芸能の国内外への普及・発展を目指し積極的に活動を行っています。一方で、「ええとこどり或る夜の段」「ももたろう」などの新作や、バレエ、クラシック音楽、講談とのコラボなど、伝統に新たなスパイスを加える企画にも積極的に取り組んでいます。
また、現地常設の館(淡路人形座)で鑑賞の際は、普段では見られない舞台裏を覗けるツアーも用意されており、人形の動きの仕組みなどを深く学べます。初心者でも思わず引き込まれる説明や工夫が多くなされているので、子どもも一緒に楽しめます。
タイムスリップをしたかのような劇場の雰囲気の中で、三味線と大夫の語り、そして息の合った人形遣いが三位一体となる芸術は実に見事であり、日本の文化を再認識できます。
【詳細】
淡路人形座 淡路人形座 | 国指定重要無形民俗文化財 淡路人形浄瑠璃 (awajiningyoza.com)
住所: 南あわじ市福良甲1528-1
営業時間: 09:00 – 17:00
休館日: 水曜日(臨時休館あり。公演内容を含め、HPなどで事前にご確認ください)
淡路島漫遊|鳴門の渦潮
淡路島の一番の名物である鳴門の渦潮は、鳴門海峡の両側の海面の高さの違いと海底の地形によって生まれます。太平洋から大阪湾、そして瀬戸内海へと反時計回りに流れる潮が淡路島をぐるりと一周し、海峡付近でぶつかり合います。太平洋側と瀬戸内海側の干潮の差が大きい時に潮位の段差が生じ、海峡付近のV字型の海底地形が相まって、渦潮が発生するというメカニズムです。
観潮船から間近で見学ができます。自然が作る造形美で、あちらこちらで渦が移るように発生する光景は見応え充分で迫力があります。潮の流れが交わる様子やポコポコと潮が湧いて出て来る様子、そして勢いよく渦巻く様子を眺めていると決して飽きることはなく子ども達も大喜びです。
※渦潮は見ごろの季節や時間帯があり、タイミングにより渦潮の規模や勢いなど異なります。
予め確認することを推奨します。
【南あわじ市福良からのうずしおクルーズ】 【公式】うずしおクルーズ〜淡路島から鳴門の渦潮を体験〜 (uzu-shio.com)
日本三大鳥居 縁結びのパワースポット|おのころ島神社
南あわじ市を代表する観光スポットとして、日本三大鳥居の一つである「おのころ神社」もオススメです。高さ21.7m、横幅31.2mもある大鳥居は遠めに見ても極めて目を引きます。
京都の平安神宮・広島の厳島神社に並ぶ大鳥居と言われています。
おのころ島神社の御祭神は伊弉諾命(イザナギノミコト)と伊弉冉命(イザナミノミコト)で、配祀神として菊理媛命(キクリヒメノミコト)も祀られています。
イザナギとイザナミは日本で初めて夫婦となった神様なのです。
キクリヒメはイザナギとイザナミのケンカを仲裁したと言われる神様で、縁結びのご利益があるとして知られており、またパワースポットとして多くの方が訪れています。
【詳細】
おのころ島神社 おのころ島神社 (freedom.ne.jp)
住所: 兵庫県南あわじ市榎列下幡多415
参拝時間: 24時間参拝可
営業時間: 09:00 – 17:00
定休日: 年中無休
アクセス: 神戸淡路鳴門自動車道 西淡三原ICから車で約20分
高速バス榎並バス停より徒歩10分
まとめ
多くの伝統・文化を残し自然に溢れる南あわじは年間を通して温暖であり都会では味わえない多彩なアクティビティーが体験できます。
海と山の豊富な食材を活かしたグルメも堪能でき魅力たっぷりです。地元産の日本酒やチーズ、バウムクーヘンなど世界的コンテストや本邦品評会で第1位や2位の獲得が続くなど、美食のまち南あわじ市の本領が発揮されています。
今年の夏休みはぜひ遊びに行かれてはいかがでしょうか。
都美人酒造 淡路島の地酒 都美人酒造株式会社のホームページ 清酒 都美人(みやこびじん) 兵庫県 淡路島 日本酒 みやこびじん miyakobijin
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南あわじのバウムクーヘン シルエラシルクロ シルエラシルクロ (ciruela-circulo.com)
詳細・画像提供: 南あわじ市
兵庫県南あわじ市トップページ 兵庫県南あわじ市トップページ (city.minamiawaji.hyogo.jp)