アクセサリーが好きな方のなかには、人とかぶらないアクセサリーが欲しいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな自分だけのアクセサリーが欲しい方には、七宝焼のアクセサリーがおすすめです。
七宝焼ってどんなもの?

七宝焼と聞いても、なじみがないという方も多いのではないでしょうか。しかし、実は身近なところで七宝焼は使われています。例えば、社章・校章・バッジなどです。
七宝焼(しっぽうやき)とは、陶芸と同じように窯で焼き上げる伝統工芸です。陶芸の素材は土ですが、七宝焼は金・銀・銅などの金属とガラス質の釉薬が融合して作られます。独特のつやとキラキラとした輝きは、古くからアートのひとつとされてきました。
七宝焼の名前は仏教の経典にある7つの宝「七宝」に由来したもので、下記の7つが仏教の経典にある7つの宝です。
- 金
- 銀
- 瑠璃(るり)
- 玻璃(はり)
- 蝦蛄貝(しゃこ)
- 瑪瑙(めのう)
- 珊瑚(さんご)
七宝焼の歴史は古代エジプト文明からあり、ツタンカーメンの黄金のマスクにも七宝焼の装飾が施されています。そんな古くから七宝焼があるなんて驚きですよね。
キラリと輝く七宝焼のアクセサリー

七宝焼のアクセサリーには指輪やネックレス、そしてピアスやブローチなどさまざまなものがあります。
どのアクセサリーも、銀や銅などのプレートにガラスを粉状にした釉薬で絵柄をつけていきます。
なかには、ベネチアンビーズのようにガラス製のビーズを使ってデザインすることも。
そして七宝焼は体験教室もあるので、あなただけのオリジナルアクセサリーを作ることも可能です。
筆者も以前、美大の文化祭に行った際に七宝焼のブローチ作りを体験したことがあります。
そのときは金属で模様を作ってあるプレートに、好きな色の釉薬をのせて作りました。
焼き上げ前は不透明だった色が、焼き上げ後には透明で色鮮やかになって驚きました。
陶芸と同じように、焼き上がるまでどんな仕上がりになるかわからないのが七宝焼の魅力です。
そのため、七宝焼のアクセサリーなら人とかぶりにくい、あなただけのアクセサリーを見つけられるでしょう。
七宝焼のアクセサリーをつけてみよう

七宝焼は金属とガラスの融合で生まれる伝統工芸。同じ作家が作ったものでも色つけや焼き上げの加減で、ひとつひとつの仕上がりが異なります。
ぜひ、あなただけの七宝焼のアクセサリーを見つけてつけてみてくださいね。