「なんだかからだが重い」「頭が痛い」「ぐっすり眠れない」そんな不調を感じていたら、春特有の「気象病」かもしれません。
気象病の症状は人それぞれ。頭痛や肩こり、不眠、気分の落ち込みなどさまざまです。
しかし、新生活の始まる春は、プライベートも仕事も忙しくて、気象病だと思ってもなかなか休めないという人も多いはず。
そこで、今回の記事では、気象病の原因や対策についてご紹介しながら、つらい不調をやわらげるセルフケアの方法をお伝えします。
春に起きやすい「気象病」とは?
気象病とは、気圧や気温、湿度などの変化によって引き起こされる不調の総称を指します。自律神経の乱れが原因と考えられており、その影響は全身におよびます。人によって症状はさまざまですが、よくみられるのが頭痛や首・肩こり、関節痛、倦怠感、めまい、不眠、気持ちの落ち込みなどです。
春に気象病が起きやすい理由
梅雨や台風の季節のものだと思われがちな「気象病」ですが、実は春も注意が必要です。
春は短い周期で気圧が大きく変化したり、1日のうちで気温の変動が大きかったりと、気象病の条件が揃う季節。こうした気圧変化や寒暖差にからだがうまく順応できず、気象病になりやすくなるのです。
さらに春は、引っ越しや転勤、異動、進学など環境が変わることが多い季節。こうした不安定な時期である春は、気象病のリスクが高まる季節といえるのです。
気象病になりやすい人の特徴
気象病は、年代を問わず男性よりも女性に多いといわれています。
次のチェックリストに該当するものがたくさんあったら、気象病かもしれません。
・天気の変化を敏感に察知する
・「もうすぐ雨が降りそう」「気圧が変化しそう」がなんとなくわかる
・天気の変化により気分が浮き沈みしやすい
・過去に骨折などのケガをしたところが時々痛む
・雨が降る前に関節に痛みを感じることがある
・雨が降る前に眠気やめまいを感じやすい
・湿気が多いと胃腸の調子が悪くなる
・春や秋、梅雨など季節の変わり目に体調を崩しやすい
・暑い季節に屋外に出ると具合が悪くなり、寒い季節には冷えがつらい
これらの項目に身に覚えがある場合は、のちほど紹介するセルフケアを実践してみましょう。
気象病は「耳」が深く関係している
気象病の原因のひとつに、耳の奥にある「内耳(ないじ)」の働きが関係していると考えられています。
内耳とは平衡感覚などをつかさどる器官で、気圧の変化を感知することが知られています。この内耳がもつセンサー機能が、何らかの原因で過剰に反応すると、自律神経のバランスが崩れて体調を崩しやすくなるのです。
気象病を防ぐセルフケア方法
不眠や頭痛などの気象病の症状を抱えて生活するのはつらいですよね。
そこで、ここからはすぐに取り入れられる気象病のセルフケア方法をご紹介します。
毎日の生活のなかで、少し意識を変え、気象病をやわらげましょう。
耳マッサージ
耳をやさしく刺激することで、内耳の血流が改善され、自律神経のバランスが整いやすくなります。
<マッサージの方法>
- 耳をつまんで、上・下・横に5秒ずつ軽く引っ張る
- 耳を引っ張ったまま、後ろ方向にゆっくり5回ほど回す
- 耳を上下からつぶすようにつまんで5秒キープする
仕事をしながら、あるいはテレビを見ながらでも取り入れやすい方法なので、時間を見つけて毎日続けてみましょう。
耳を温める
耳を温めるのも、内耳の血流改善に効果的。耳の後ろの出っ張った骨の下にあるへこんでいる部分に、ホットタオルや温かいペットボトルを当てて温めましょう。
耳を温めるのは不眠解消にも効果が期待できます。
私たちは深部体温(脳や内臓などからだの内部の温度)が下がると、自然と眠気を感じやすくなります。
耳を温めることで深部体温が下がり、心地よい眠りにつながるとされているので、不眠に悩んでいる人はぜひ取り入れてみてください。
ツボを刺激する
気象病の症状をやわらげるには、ツボを刺激するのもおすすめ。
とくに、「三陰交(さんいんこう)」は、血流を整えてくれるツボなので、内耳の血流改善が期待できます。場所は、くるぶしの中央から指4本分上の位置です。
また、倦怠感があったり気持ちが落ち込んだりしている人は、「湧泉(ゆうせん)」を刺激するのがいいでしょう。湧泉は、足の裏の中央からやや上のくぼみにあり、疲労を回復させたり、心を落ち着かせたりする働きがあります。
ツボを刺激するときは、指の腹で3〜4秒押し、ゆっくり離すのを数回繰り返すようにしてください。
つらい不調には漢方薬も役立つ
気象病のつらい不調を根本から改善したいとおもったら、漢方薬を飲むのも選択肢のひとつ。
漢方薬は、気象病の原因である自律神経の乱れの改善を得意としています。
漢方薬は自然の生薬の働きにより、
・血流をよくして自律神経の乱れを整える
・水分代謝を整える
・消化・吸収機能を改善して内側から心とからだを元気にする
などのアプローチで気象病の根本からの改善を目指します。
<気象病におすすめの漢方薬>
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
不眠や疲れやすさ、肩こりを感じている人に。自律神経を整えることで、神経のたかぶりや抑うつなどに働きかけます。
・五苓散(ごれいさん)
頭痛やむくみ、吐き気の症状がある人に。利尿や発汗を促し、水分のめぐりを改善することで血管拡張を抑え、自律神経の乱れによる不調に働きかけます。
気象病の症状は、不眠や頭痛やめまい、吐き気などさまざまなので、たくさんの漢方薬から、自身の体調や症状に合った漢方薬を選択することは難しいかもしれません。
漢方薬の選択に迷ったら、漢方薬の専門家に相談するのが確実で効果的。
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気象病を解消して春を楽しもう!
気象病は、春の気温や気圧の変化によって引き起こされる体調不良。
不眠や頭痛などに悩まれる人も多いですが、日々のセルフケアで症状をやわらげることができます。
この春は耳を意識したケアやツボ刺激を取り入れて、自律神経のバランスを整え、快適に過ごしましょう!
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
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