藤井美樹 Weeklyコラム Vol.10 見た目のアップデートが、人間関係を変えるとき

2025.11.25

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こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。
前回のコラムでは、姿勢と歩き方が「信頼感や自己肯定感を伝える全身のメッセージ」であることをお話ししました。
今回は、これまでのフェーズの締めくくりとして “見た目を整えることが、どのように人間関係や自分の在り方を変えるのか”をテーマにお届けします。

 

見た目の変化が、人との関わりを変える

人は「見た目が9割」と言われますが、それは外見を評価するためではなく、最初に伝わる情報の多くが“視覚から”という意味です。
外見は、言葉よりも早く、自分の意図を相手に伝えるツールでもあります。

実際、オーダースーツを仕立てた男性のお客様は、初めて職場に着ていった日、同僚から「かっこいい!」と声をかけられたそうです。
その瞬間、「スーツを着ている自分」に誇りを感じ、仕事へのモチベーションが自然と上がったと話してくれました。

また、ある女性は自分の体型にぴったり合うスーツを作ったことで、「背筋が自然と伸びて、仕事に行くのが楽しくなった」と言います。
それまで苦手だった人前で話す場面でも、堂々と振る舞えるようになったそうです。

一方、ヘッドスパを体験した40代の男性は、施術後に「夜になるといつも濃くなるクマが、その日は薄くなっていて嬉しかった」と振り返ります。
別の30代女性は、耳つぼジュエリーをつけたことで「友人に褒められ、自然と会話が増えた」と話していました。

こうした変化の共通点は、外見が変わることで、行動・感情・人との関わりが変わっていくということです。
それは、単なる“印象アップ”ではなく、「自分をどう見せたいか」「どう生きたいか」を意識することの延長線上にあります。


外見のアップデートは、内面の更新でもある

外見を変えるという行為は、実は「自分を信じる練習」に近いものがあります。
似合う服を選び、肌や髪を整える時間は、「自分を丁寧に扱う」という小さな積み重ねです。

その積み重ねが、やがて他者との関係性にもにじみ出ていく。
相手を安心させる雰囲気、誠実に見える振る舞い、自信を感じさせる立ち姿、それらはすべて、“自分をどう扱ってきたか”の結果なのだと思います。

見た目を変えることは、他人に良く見せるためだけではありません。
むしろ、「自分がどう見られたいか」「何を伝えたいか」を意識的にデザインする行為。
それが結果的に、周囲の信頼や共感を生むのです。


まとめ:外見を通じて、自分の内側と対話する

見た目のアップデートは、
“他人にどう見られるか”を気にすることから始まり、
“自分をどう扱うか”に行き着くプロセスです。

そしてそのプロセスこそが、外見と内面をつなぐ「整える」という行為の本質なのだと思います。

✅ 今日からできるワンアクション:
鏡を見るとき、「自分はどう見られたいか?」を一言で言語化してみてください。
それだけで、今日の装い・姿勢・表情が少し変わるはずです。

【プロフィール】

藤井美樹
株式会社STAGE・Cport代表。
“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。

・装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
・脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
・美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》

働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、
「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。

自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。
国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、
一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。

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