「焼肉は大好きだけど、太るのは避けられない」そう思っている人、多いのではないでしょうか?
しかし、最近はSNSで「焼肉と白米を一緒に食べると太りにくい」という説が話題になっていることをご存じですか?
「炭水化物なのに、食べても太らないなんて本当?」
にわかに信じがたい話ですよね。
実はこの説「腸の働き」と深く関係しているのです。
焼肉と白米の意外な関係を紐解いてみましょう。
焼肉と白米を一緒に食べたほうが太らない?

焼肉を食べると脂質の摂取量が高まり、消化に時間がかかるため胃腸に負担がかかります。
そこに炭水化物である白米を一緒に食べると、腸が脂質を分解するスピードが速くなり、エネルギーとして使われやすくなります。
焼肉には白米を組み合わせたほうが、食べすぎや脂質の摂りすぎを阻止できる場合もあります。
ただし「じゃあ、焼肉とご飯はいくら食べても太らないんだ!」と思うのはちょっと危険です。
焼肉と白米を一緒に食べても太らないというのは、あくまで適量を食べることが大前提。
もちろん、大盛りご飯で好きなだけ焼肉を食べるとカロリーオーバーなので注意してくださいね。
胃腸に負担をかけず太りにくい焼肉の食べ方

「焼肉は食べたいけど、太りたくない」というワガママなこの気持ち。非常によくわかります。
そんなときは、以下の点を意識しながら焼肉を楽しみましょう。
・最初は肉や白米ではなく、野菜やキムチから
・脂身が多い肉よりも、赤身肉を選ぶ
・よく噛んで食べ、満腹中枢を刺激し食べすぎを防ぐ
これらを意識すると腸の動きがスムーズになるため、脂肪の吸収を抑えるサポートができます。
とくに、キムチを食べるのがおすすめ。
乳酸菌が腸内で善玉菌を増やすため、その日だけではなく翌日以降の代謝もサポートしてくれますよ。
「太りやすさ」を決める腸のコンディション

「同じものを食べていても、自分はすぐ太るのに友達はスリムなまま」
「兄弟姉妹でも、自分だけが太りやすい体質な気がする」
このように、太りやすさに差が出るのは腸内環境の違いが関係しているかもしれません。
腸内環境のバランスが崩れていると、栄養の吸収や代謝がうまくいかず、脂肪をためこみやすい「太りやすい体質」になるでしょう。
一方、腸内環境が整っている人はエネルギーを効率よく使えます。
つまり、たくさん食べてもためこみにくいので、いわゆる「太りにくい体質」になれるのです。
食べるのが好きな人こそ、この機会に挑戦してみませんか?
<監修者プロフィール>

山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。
手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。
【今日から腸活】
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