「野菜中心の食生活のために毎食サラダを食べている」
「生野菜を食べると健康を気遣っている感じがする」
そんな人、実は危ないかもしれません。
生野菜ばかりを食べる生活を送っていると、からだの不調を招くことがあるんです。
今回は、生野菜の落とし穴と、からだを整えるためのバランスのとり方を紹介します。
生野菜はからだを冷やす?

生野菜といえば、ビタミンやミネラルが豊富でヘルシーなイメージがありますよね。
健康志向の人はもちろん、ダイエット中の人や美肌を意識している人も、とにかく「サラダを食べよう!」と考えることが多いのではないでしょうか。
しかし、生野菜は食べ方によっては「冷え」の原因になるので注意が必要です。
とくに、冷蔵庫から出してすぐの野菜は、胃腸を冷やしてしまうのでおなかに負担をかけることがあります。
からだが冷えるとからだの巡りが悪くなり、肩こりや頭痛、腰痛といった不調を感じやすくなるでしょう。
また、むくみやからだの重だるさといった日常的な不調を引き起こすこともあります。
腸を気遣うなら「温野菜」

野菜の栄養を効率よく摂りたいなら、「温めて食べる」ことを意識しましょう。
蒸し野菜やスープにすれば、胃腸への負担を和らげながら、からだを温める効果が期待できます。
とくに、スープは野菜の栄養をしっかり吸収できますよ。
また、発酵食品と組み合わせるのもおすすめです。
・味噌汁を野菜具沢山にする
・納豆と一緒に食べる
・野菜をぬか漬けにする
このような食べ方なら、腸内環境のバランスをサポ―トにつながります。
健康美は「バランス」がポイント
どんなに健康にいいとされる食材でも、栄養バランスが偏っては意味がありません。
また、「からだに悪い」といわれる脂質や糖質も、適量であればからだに必要な栄養素です。
つまり、健康美に大切なのは「どの栄養を摂るか」ではなく「どの栄養素をどれくらい、どのように摂るか」というバランスです。
「野菜を食べていれば大丈夫!」ではなく、野菜の効果が最大限発揮されるような摂り方を考えてみてくださいね。
<監修者プロフィール>

中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
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