「糖質ゼロ」って、太らないイメージのある言葉じゃないですか?
「糖質ゼロビールならゼロカロリーで罪悪感もゼロ!」「蒸留酒ならいくら飲んでもゼロ!」なんて思っていませんか?
でも、もちろんそんなことはありません。腸の視点で見ると、意外な落とし穴があるんです。
糖質ゼロビールや蒸留酒でも太る

糖質が少ないと、飲んだときの血糖値が上がりにくいため、脂肪の蓄積も緩やかになります。
そのため、通常のアルコールに比べると、太りにくいのは間違いありません。
でも、決して太らないわけではないので要注意。
たくさん飲めば太るリスクはありますし、おつまみに唐揚げやポテトなどの高カロリーなものを食べたり、締めのラーメンを食べたりすれば、太る原因になります。
糖質ゼロビールや蒸留酒のリスク
腸の視点から見ると、糖質が少なくてもアルコールには変わりないので、常飲すれば腸内環境を乱す原因に。
また、焼酎やウイスキー、ウォッカなどの蒸留酒は度数が高いため、少量でも胃腸に負担がかかります。
つまり、糖質ゼロビールや蒸留酒でも、飲みすぎは腸内環境のバランスが乱れ、お通じも出なくなり結果的にぽっこりおなかに……なんてこともあるんです。
考えるべきは「飲み方」

「太りたくないけど飲みたい」という人は、「何を飲むか」ではなく「どう飲むか」を考えましょう。
・1杯目はチーズやナッツなど、タンパク質や脂質が豊富なおつまみと一緒に飲む
・アルコールを飲むときは、横に水を常備して翌日のだるさを軽減する
・会話を楽しみながらゆっくり飲むことを意識する
・翌日は発酵食品と食物繊維で腸を労わる食事にする
このような飲み方を意識すれば、腸内の健康を守りながらお酒を楽しめますよ。
忘年会が続く時期だからこそ、飲み方を考えてみませんか?
<監修者プロフィール>

中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
【今日から腸活】
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