藤井美樹WeeklyコラムVol.27 手放して初めて、回り始めたこと

2026.03.27

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こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。

前回は、整える中で「足すこと」をやめ、余白をつくる話を書きました。
余白ができたとき、私はもうひとつの思い込みに気づきました。

それは「正しさ」でした。

ただし、正しさそのものではありません。
自己流の正しさです。

前回書いた「頑張り方が違っていたのかもしれない」という感覚は、ここにもつながっています。

こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。

前回は、整える中で「足すこと」をやめ、余白をつくる話を書きました。

余白ができたとき、私はもうひとつの思い込みに気づきました。

それは「正しさ」でした。

ただし、正しさそのものではありません。
自己流の正しさです。

前回書いた「頑張り方が違っていたのかもしれない」という感覚は、ここにもつながっています。

多くの人が選んでいるから安心

私は、多くの人が選んでいるものは安心だと思っていました。

テレビや雑誌で紹介される健康法、話題の商品、多数派の意見。

たくさんの人が選んでいるのだから、大きく外すことはないだろう、と。

でもそれは、「自分にとって心地よいかどうか」とは別の話でした。

何事にも、うまくいくための土台があります。
その土台は、個人の思い込みでは変わりません。

けれど私は、その仕組みを理解しないまま、情報の一部だけを切り取り、自己流で組み合わせていました。

努力しているのに、安定しない

例えば美容も同じでした。

話題の成分を追いかけ、流行の施術を調べ、良さそうなサプリを足していく。

たくさんの人が選んでいるのだから、間違いはないはずだと思っていました。

けれど、続けているのに、肌の状態は安定しない。
良くなった気がしても、また揺れる。
何かが足りないのだろうかと、さらに情報を探す。

でもそれは、土台を理解しないまま、外側に足し続けていただけだったのかもしれません。

体には体の仕組みがあります。
どんなに良いとされる成分でも、合うかどうかは人それぞれです。

遅延型アレルギーの検査を受けたこともあります。
この検査についてはさまざまな見解がありますが、少なくとも私にとっては、自分の体質を見直すきっかけになりました。

良かれと思って取り入れていたものが、実は自分には合っていなかった。

その事実を知ったとき、「多数派だから安心」という考えは崩れました。

自己流の正しさを手放す

私は正しさを捨てたのではありません。

「多数派だから安心」という感覚や、「自分のやり方が正しいはずだ」という思い込みを手放しました。

一人で抱え込まず、必要なときは人の視点を借りる。

体のことも、自己判断だけに頼らず、定期的に見てもらう。

それは楽をしたということではなく、土台に沿って整え直すという選択でした。

軌道を修正しただけ

不思議なことに、努力の量は減ったのに、体も心も落ち着いていきました。
焦りが減り、判断も早くなった。

「自分の視野の外に答えがあるかもしれない」と思えるようになったことも、大きな変化でした。

もちろん今でも、我流は顔を出します。
迷いながら中途半端な選択をすると、どちらにも力が乗らない。

やるならやる。
休むなら休む。

完璧でなくてもいいけれど、曖昧なまま続けない。

正しさを降りたとき、人生が回り始めたのは、力を抜いたからではなく、体と向き合い、軌道を整え直したからでした。

あなたが握っているその正しさは、
本当に、今のあなたの体と暮らしに合っていますか。

PROFILE 藤井 美樹

株式会社STAGE・Cport代表

“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。

  • 装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
  • 脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
  • 美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》

働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。

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