「痔っておじさんの病気でしょ?」というイメージは、もう古いかもしれません。女性でも、痔に悩んでいる女性はけっこう多いのです。
今回は、女性が痔になりやすい理由や、痔にならないために今日からできる対策を紹介します。
◆女性に痔が多い理由

女性が痔になる主な原因は、便秘です。女性は女性ホルモンが変動する影響で腸の動きが乱れ、便秘になりやすいといわれています。さらに、男性に比べると筋肉量が少ないため便を押し出す力が弱く、それが原因で便秘になることも。
さらに、妊娠中は要注意。大きくなった子宮が腸や肛門まわりの血流を悪くするため、便秘を引き起こすリスクもあります。
◆痔になったときにできる対策①

痔になった場合、まずは排便時に肛門に負担をかけないようにしましょう。「出したい」と思って長時間いきむことで痔が悪化する恐れがあります。「無理に出す」のではなく「出したいときに我慢せずに出す」ことを意識しましょう。
また、長時間の座りっぱなしの姿勢は肛門まわりの血流を悪化させ、便秘を引き起こす原因になります。デスクワーク中心の人でも「定期的に立ち上がって軽いストレッチをする」「同じ姿勢にならないよう、注意をする」「お尻に負担がかからない柔らかいクッションを敷く」などの対策をとりましょう。
◆痔になったときにできる対策②

「便通をよくするために食物繊維をたくさん摂ろう!」と考えがちですが、それは半分間違いです。痔になったときは、便を硬くしすぎずスムーズに出るような状態を作ることが大事。つまり、食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方をバランスよく摂ることが重要です。
また、食物繊維を摂るだけでは水分が不足して便が硬くなることがあるため、頻繁に水分を摂りましょう。アルコールやカフェインが多く含まれるものは利尿作用があるため、白湯や麦茶を飲むのがおすすめですよ。
便秘改善は、痔を防ぐことに繋がります。痔になっても「恥ずかしいから病院に行きたくない」と受診をためらい、症状を悪化させる人も少なくはありません。まずは痔にならないように水分摂取や運動などの対策を行いつつ、症状がつらい場合は、速やかに病院を受診してくださいね。
<監修者プロフィール>
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
