藤井美樹WeeklyコラムVol.41 頑張っているように見えることが評価される

2026.07.10

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こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。

Vol.39では、「時間がない」という理由について考えました。
本当に足りなかったのは時間ではなく、回復するための余白だったのかもしれないという話です。

Vol.40では、自分を後回しにする人について考えました。
自分を大切にしていないのではなく、未来を優先するあまり、自分の状態を後回しにしていることがあるという話でした。

では、それらに気づいていても、なぜ人は走り続けてしまうのでしょうか。
今回は、その理由について考えてみたいと思います。

頑張ることは評価される

学校でも会社でも、頑張る人は評価されます。

遅くまで残る人。
たくさん行動する人。
忙しそうにしている人。

「頑張っているね」と言われることはあっても、「しっかり休んでいるね」と褒められることはあまりありません。

私が会社員だった頃もそうでした。
同期同士で残業時間を自慢し合うことさえありました。
もちろん本気で競っていたわけではありません。

でも、それだけ頑張ることが当たり前の文化だったのです。

頑張っているように見えることが評価される

起業してからも、その感覚はどこかに残っていました。

寝落ちするほど働く。
休みなく動き続ける。

それは努力の証のように語られることがあります。

一方で、翌日のパフォーマンスを上げるためにコンディションを整えることは、あまり目立ちません。

頑張っていることは見えやすい。
整えていることは見えにくい。

だからこそ、評価にもつながりにくいのだと思います。

整えることは見えない努力だった

実際、私自身も起業初期は睡眠時間を削りながら活動していました。
ただ、振り返ると興味深いことがあります。

私は健康について何も考えていなかったわけではありません。
栄養について学んでサプリを取り入れたり、どんなに遅く帰宅しても必ず入浴したり。

睡眠時間を増やすことはできなくても、少しでも翌日のパフォーマンスを上げたいと思っていたのです。

つまり、本能的には必要性を感じていたのだと思います。

それでも優先順位は高くなりませんでした。
なぜなら、整えることよりも、頑張ることの方が評価されるからです。

努力だけでは成果にならない

もちろん努力は必要です。
私自身、頑張ったからこそ得られた経験もあります。

ただ、今は少し見方が変わりました。

当時の私は、成果を生み出しているのは努力そのものだと思っていました。
だから、どれだけ頑張れたかを重視していました。

でも今振り返ると、成果を支えていたのは努力だけではありません。
努力を成果につなげるためのコンディションもまた、同じくらい重要だったのです。

どれだけ能力があっても、どれだけ努力しても、土台が崩れていれば力を発揮し続けることはできません。

今は、成果とは努力だけでつくられるものではなく、努力を支える状態も含めてつくられるものだと考えています。

整えることも成果のための行動

寝落ちするまで頑張ること。
それも一つの努力です。

でも、翌日に備えて回復することもまた努力です。

整えることは、余裕のある人がすることではありません。
長く成果を出し続けるための準備です。

頑張ることは評価される。
でも、本当に成果を支えているのは、評価されない部分かもしれません。

整えるとは、自分を甘やかすことではない。
成果を出し続けるために、自分を整えることなのだと思います。
PROFILE
Miki Fujii / Representative Director
藤井 美樹
株式会社STAGE・Cport代表

藤井 美樹

“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》
働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。

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