【シンデレラフィット編集部・フードライターレポ】静岡・丸子宿に新たな憩いの場「満里古茶屋」誕生!歴史と自然が息づく絶品とろろ定食

2025.06.19

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旧東海道・鞠子宿の面影を色濃く残す、静岡市・泉ヶ谷エリア。この地で長年愛されてきた茶屋の想いと味を受け継ぎ、新たな食の拠点として「満里古茶屋(まりこちゃや)」がグランドオープンしました。株式会社創造舎が手掛けるこの新しい茶屋は、地域の記憶とともに、里山の豊かな自然の中に心安らぐ空間を提供しています。
今回は、株式会社創造舎 泉ヶ谷推進部 企画広報課の白石 紗也さまにお話を伺い、この「満里古茶屋」に込められた深い思いと、こだわり抜かれたメニューの魅力に迫ってきました!

 

地域への敬意と継承の想い:愛された茶屋のバトン

「この地域で長年親しまれた茶屋の想いを受け継ぐにあたり、特に重視されたことは何ですか?」と白石さまに伺うと、「前のオーナー様が引退されるにあたり、私たちが引き継ぐ形となりました。もともとのお客様がいらっしゃったので、その方々が『ただいま』と感じていただけるような、心地よい空間づくりを心掛けました」と、地域への深い敬意を滲ませていました。

看板メニュー「自然薯とろろ定食」:歴史と地元の恵み

「満里古茶屋」の看板メニューは、静岡県産の自然薯を贅沢に使用した「自然薯とろろ定食」。粘りと香りが豊かな自然薯を丁寧にすりおろし、出汁と合わせてご飯とともに提供されます。

白石さまは、「この自然薯とろろは、もともとこの地域の名物として有名でした。歌川広重が東京と京都を結ぶ東海道の宿場町を描いた、「東海道五十三次」にも描かれているほど、地域に根付いた食文化なんです」と、その歴史的背景を教えてくださいました。清水港に寄港するクルーズ客にも、この地域を訪れて、歴史と食文化を体験してほしいという思いも込められているそうです。

その他、そばやうどん、中華そば、そして静岡らしい一品料理として「はんぺんフライ」も充実しており、地元の食文化と味覚へのリスペクトが感じられるラインナップです。

囲炉裏が彩る心安らぐ空間:五感で感じる里山のぬくもり

店内の空間デザインにも、深い思いが込められています。囲炉裏を中心に、木のぬくもりと自然光に包まれる空間は、まさに心安らぐ場所。「前のお店の世界観を大切にしながら、お客様が『心が穏やかになる』ような作りを心掛けています」と白石さま。外には茶の木が植えられた庭が広がり、静岡の田舎の里山風景を五感で感じられる、そんな落ち着いた雰囲気が広がっていました。

地域との連携と未来への展望:新たな憩いの場として

「満里古茶屋」は、ただ食事をするだけの場所ではありません。白石さまによると、周辺には日本最大級の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」や、温浴施設「ふきさらし湯」なども点在しており、同社が工芸を伝えていくという使命感も持っているとのこと。観光や“サウナ飯(サ飯)”の立ち寄りスポットとしても最適だと紹介してくださいました。

今後のイベントや取り組みについては、「ふきさらし湯で6月22日にイベントを実施予定で、サ飯イベントなども企画しています」と、地域を盛り上げる活動にも積極的です。

お客様からの声や反応を非常に大切にしていると語る白石さま。「先代の味を求めるお客様もいらっしゃいますが、リニューアルオープンも温かく受け入れてくださっています。インスタグラムのDMでの応援メッセージも多く、『笑顔で帰ってくれる、また来るよ』という言葉が何よりの励みです」と、お客様との温かい交流を明かしてくださいました。

また、「地域のとのつながりを大事にしている」ことを強調し、周辺の魅力をより多くの人に知ってほしいという願いも込められています。

「満里古茶屋」は、地域で愛された茶屋の想いと味を受け継ぎ、囲炉裏のある落ち着いた空間で自然薯とろろ定食を味わえる、まさに「新しい茶屋」として、静岡の里山らしい食と空間に身をゆだね、心まで温まるひとときを提供してくれることでしょう。

【満里古茶屋(まりこちゃや)店舗情報】

 

◆駿府の工房 匠宿

https://takumishuku.jp/
◆泉ヶ谷 工芸ノ宿 和楽

https://craftinn-waraku.jp/

◆1HOTEL
https://www.1hotel.jp/

◆ふきさらし湯

https://www.fukisarashi-yu.jp/

イベント情報

 

 

 

この記事を書いた人

山田 花子

Cinderella Fit 編集部

美容メディア シンデレラフィット

「美容従事者すべてにリスペクトを」頑張る女性にスポットを当て、人と人を繋いで行きます。

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