本企画は、静岡県にある“サウナの聖地”と称されるサウナしきじの娘である笹野美紀恵さんの密着取材コラムです。「サウナは単なる熱い箱ではない」と提唱する笹野さんは、世の中にサウナの魅力を伝えるべく、さまざまなホテル・旅館・診療所にて、五感を感じられるサウナの総合ウェルネス温浴プロデュースを行っています。
今回は、沖縄県・石垣島に誕生したサウナ付きリゾートホテル「seven x seven 石垣」での滞在を通して、自然に身をゆだねながら自分らしく、ととのう旅の魅力をご紹介します。
石垣島の新感覚サウナリゾート「seven x seven」で、ととのう大人時間
石垣島にある「seven x seven 石垣」は、自分のペースで上質な時間を楽しむことができる、新しいスタイルのリゾートホテルです。誰かに合わせるのではなく、自分で選び、自分で決める。その自由さが、このホテルの大きな魅力になっています。
館内には、石垣島の自然や風を感じながら過ごせる空間が整えられており、その日の気分に合わせて、思い思いの過ごし方を楽しめる設計になっています。2024年9月にオープンしたこのホテルには、まだ多くの人が知らない、ととのいの楽しみ方が詰まっています。
滝と海に包まれる。2種のサウナ&プールで、自分だけのととのいを
seven x seven石垣では、滞在中の気分に合わせて楽しめる2つのサウナとプールが用意されています。どちらもただ汗をかくだけではない、自分の感覚と向き合うための時間をつくってくれる空間です。
1階のサウナは、大きな窓から滝を望む設計。熱がしっかり入りつつも、自然の景色が視界に入ることで、どこかほっと落ち着ける空気感があります。
1階サウナ室からの景色。
サウナのあと、そのまま滝が流れるプールに飛び込む爽快さは1階ならでは。水の音を聞きながらゆったりと、ととのっていく時間が待っています。
一方、2階には、インフィニティプールと隣接したサウナがあります。
20歳以上のゲストだけが利用できるこのエリアでは、サウナでしっかり温まったあと、目の前に広がる海と空を眺めながらプールに身を沈め、スカイバーで好みのドリンクを片手に過ごすこともできます。
同じ「ととのう」でも、選ぶ場所や時間帯によって、その感じ方はまったく違う。ここでは、自分に合ったスタイルで、自然にととのっていく体験が待っています。
サウナだけじゃない。石垣島で味わう外側のととのい
サウナとプールでととのったあとは、石垣島の自然に身をゆだねる時間へ。滞在中、笹野さんが体験したのは、マングローブ林に囲まれた川でのSUP(スタンドアップパドルボード)。海とは違う、静けさと濃い緑に包まれる環境の中で、水面をすべるように進んでいく。まわりに響くのは、鳥の声と自分のパドルの音だけ。呼吸がゆっくりと整っていくこの時間もまた、石垣島ならではのととのいでした。
石垣島の恵みを味わう、ラテンイタリアンのディナータイム
夕暮れどき、ホテル1階にあるレストラン「BATIDA」で味わえるのは、島の素材をラテンの感性で仕上げた、鮮やかで力強い一皿たち。料理には、石垣島の風土とリズムが詰まっており、食べることで五感が開いていくような感覚を味わえます。
そして食後には、思わぬサプライズも。プレートに描かれていたのは、東京で笹野さんが手がける、完全紹介制のサウナLABO「みきじ」の文字と、丁寧に盛りつけられたデザート。
この滞在が特別なものであったことを、そっと背中から押してくれるような演出でした。
旅の余韻に、身をゆだねる
一日の終わりは、自分だけの時間をゆっくりと過ごせる客室で。テラスに出れば、ほのかな潮の香りと石垣の夜風。ベッドに身を預ければ、今日という一日が、ゆっくりと心に染み込んでいきます。
ジャグジー付きやオーシャンビューなど、客室タイプもさまざま。どの部屋も余白を大切にした設計で、自分の感覚にそっと寄り添ってくれます。サウナ、プール、食、空間。すべてが自由で、すべてが贅沢。日常から少し離れて、自分をととのえる旅に出かけてみるのもいいかもしれません。
笹野美紀恵・プロフィール
サウナトータルプロデューサー 笹野美紀恵
株式会社ONEBLOW 代表取締役
実家は“サウナの聖地”と称される「サウナしきじ」。『サウナは単なる熱い箱じゃ無い』と五感を感じられるサウナをホテル・旅館・診療所などにて、総合ウェルネス温浴プロデュースを行っている
- 静岡初のサウナ番組【サ活のサ】出演中
- ANA【翼の王国】毎月連載中
- 美的web【美容サウナ】毎月連載中
- CINDERELLA FITにてコラム掲載中
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