【取材レビュー】富士の麓で五感を刺激する夏体験。「BLANC FUJI」夏季限定ディナーコースをシンデレラフィット編集部が取材

富士山の豊かな自然に囲まれた「BLANC FUJI」で、夏季限定ディナーコースの取材をしてきました。今回のテーマは、「自家栽培ハーブ × 地元山梨の旬食材」。この上なく贅沢な組み合わせを、実際に五感で体験してきたのでご紹介します。

 

摘みたてハーブが織りなす香りのシンフォニー

レストラン「Incense」の席につくと、シェフ自らが育てたというハーブの香りがほんのりと漂ってきます。 今回のコースで最も印象的だったのは、ハーブの使い方。単なる彩りではなく、料理の主役として香りを最大限に引き出している点に、シェフのこだわりを感じました。

例えば、一口飲むと驚くほど軽やかな南瓜の冷製スープ。自家製ディルオイルが爽やかな香りを加え、かぼちゃの甘みを上品に引き立てています。鱸のポアレは、敷地内に自生する山椒の実から作った山椒オイルが、皮目の香ばしさと身の旨味を際立たせ、奥行きのある味わいに。ハーブが持つ力を熟知しているからこそ生まれる、繊細な香りのレイヤーを堪能しました。

山梨の旬を閉じ込めた、夏の贅沢

ハーブだけでなく、山梨の豊かな夏の恵みもふんだんに使われています。 前菜の甲斐サーモンとアボカドのタルタルは、バジルソースが爽やかで、食欲を掻き立てる一品。そして、今回のコースでぜひ味わっていただきたいのが、焼きもろこしのカッペリーニです。山梨県産「かんかん娘」の驚くほどの甘みに、稚鮎のフリットの苦味が絶妙なアクセントになり、記憶に残る一皿でした。

締めくくりのデザートは、自家栽培ミントのゼリーをかけた桃のコンポートとブランマンジェ。口に入れると、桃の甘みとミントの清涼感が広がり、暑い夏の夜にぴったりの、優雅な余韻を残してくれます。

山梨の夏の恵みを堪能するメニュー

メニューは、夏らしい軽やかさと薪火調理のダイナミックさが融合した構成です。

・アペタイザー：甲斐サーモンとアボカドのタルタルや、ハーブオイル仕立ての南瓜の冷製スープで爽やかなコースの始まりを告げます。

・パスタ：焼きとうもろこしの甘みと、稚鮎のフリットのほのかな苦味がコントラストを生む、夏らしいカッペリーニ。

・メイン：メインの肉料理は、鹿肉のロースト（写真上）。プラス料金で甲州牛に変更することもできます。※下の写真は甲州牛です。

・デザート：自家栽培ミントのゼリーを重ねた桃のコンポートとブランマンジェは、清涼感に溢れ、コースの締めくくりにふさわしい一品です。

富士山が育む”余白”という名の体験

「BLANC FUJI」のコンセプトは、「五感で自然を感じ、”余白”を体感する」こと。 富士山の雄大な景色、桂川のせせらぎ、そしてハーブと旬の食材が織りなす美食。都会の喧騒を忘れ、ゆったりと流れる時間の中で、心と体が満たされていくような感覚でした。この夏、特別な体験を求めている方は、ぜひ「BLANC FUJI」を訪れてみてください。

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BLANC FUJI 夏季限定ディナーコース 概要

・提供期間: 2025年7月5日（土）〜 9月上旬（予定）

・価格: 1名様 11,000円（税込）

・予約方法: https://blanc-fuji.com/ または電話（0555-28-6299）
※リクエスト予約制※1日前の20:00まで

【施設概要】

客室には、富士山の溶岩石を使ったプライベートサウナを設置した「Suite Villa -Sauna-」タイプと、露天風呂付きの「Standard Villa -Spa-」タイプをご用意。

Suite Villa -Sauna-では、富士山周辺の自然素材で蒸留したアロマによるロウリュウや、オリジナルのサウナポンチョを着て楽しむ外気浴など、贅沢な「ととのい体験」をお楽しみいただけます。

▲寝返りに特化したマットレス「NELL マットレス」

上質な寝心地を実現するために、寝返りに特化したマットレス。本当にあなたに合った寝具に出会ってほしいから、自宅で120日間のフリートライアルが可能です。NELL公式サイト https://nell.life/

近隣の桂川の渓流が、自然の醍醐味を感じさせてくれます。

＜概要＞

メニュー：BLANC FUJI 夏季限定ディナーコース

提供期間： 2025年7月5日（土）から2025年9月上旬まで（予定）

価格　 ：11,000円（税込） / 1人　

別途キッズメニューもおひとり様2,200円（税込）でご用意しております。

予約方法：https://blanc-fuji.com/　または0555-28-6299にて
※リクエスト予約制※1日前の20:00まで

シェフ・大谷和人より夏季限定ディナーについてのコメント

「今回の夏のコースでは、山梨県産の夏野菜を中心に、自家製ハーブを組み合わせることで、“香り”をテーマにした夏限定メニューに仕上げました。

冷製カッペリーニには「かんかん娘」という非常に甘いとうもろこしを使用し、そこに稚鮎のフリットを丸ごと乗せることで、苦味とのコントラストで“夏らしさ”を表現しています。
魚料理のラタトゥイユにも、県産の夏野菜をふんだんに使っています。

今季特にこだわったのは、“香りを引き出すハーブの使い方”です。
BLANC FUJIのハーブガーデンでその時期だけ育つハーブを、自らオイルに仕立てて使用しています。
ディルの香りをまとわせた冷製かぼちゃスープや、敷地内に自生する山椒の実から作った山椒オイルを添えた魚料理など、素材の味をより引き立てる香りの余白を意識しました。

さらに、デザートにはオイルではなくゼリーという形でハーブを活かし、桃のコンポートとブランマンジェに、自家栽培ミントのゼリーを重ねて清涼感を添えています。

夏は一瞬で過ぎてしまいますが、その一瞬をぎゅっと閉じ込めたような一皿を、ここでしか味わえない時間と共に楽しんでいただけたら嬉しいです。」

BLANC FUJI 大谷シェフ

大谷 和人 （おおたに かずと）

東京の名店での修行・経験を経て、山梨県のホテル「鐘山苑」料理長、ウェルネスリゾート「ふふ 河口湖」副料理長を務める。日本料理のみならずフランス料理の学びも深い、この道30年の料理人。2021年、富士山の麓 富士吉田にて「K/K/L (kazuto’s kitchen Lab)」を立ち上げ、山梨の食文化を活性すべく活動中。モットーは「料理を通し感動を生み、感動を与える料理人」

BLANC FUJI について

コンセプトは「五感で自然を感じ、”余白”を体感する」。四季を感じながら富士山を望み、静ひつな桂川のせせらぎを聴き、木や石のぬくもりに触れる。地元食材を使った食事に舌鼓を打ち、季節ごとに木々や草花が香る自然と共生することで体感する「余白」。部屋付き露天風呂・プライベートサウナなどをご用意。せわしなく過ごす日常を離れ、安らぎを得たい方に、五感で自然を感じる旅を提供します。

BLANC FUJI

BLANCの自然共生型ホテルについて

BLANCは、“自由でサスティナブルなホテルづくりを可能にする”をミッションに掲げ、全国で自然共生型ホテルの企画・運営・開発を行っています。建てる、壊すといった従来のホテル建築のあり方を抜本から見直し、自然との共生を可能にするためトレーラーハウスを活用した移動できる客室「Movilla(モビラ)」を自社開発。建築制限により利用できなかった土地や常識では考えられない場所に、自然との境界線を限りなく０に近づけながら快適に過ごせる新しい宿泊体験を提供しています。

※「Incense（インセンス）」では一般のお客様向けに日帰りディナーもご予約承ります。

■ホテル概要

名称 ：BLANC FUJI

総支配人：佐藤恒平（さとう・こうへい）

住所 ：山梨県富士吉田市上吉田東9-6-25

電話 ：0555-28-6299

アクセス：富士吉田ICから車で10分、富士吉田忍野スマートICから車で5分、富士山駅からバスで20分、タクシーで10分

敷地面積：5702㎡

各棟面積（デッキスペース含む）：25㎡-78㎡（4タイプ）

宿泊部屋数：11室

詳細は予約サイトをご確認ください

棟内設備：風呂トイレ、リビングスペース、デッキスペース、エアコン、ベッド

※一部棟　露天風呂、プライベートサウナ設置

共有設備：レストランスペース、焚き火スペース等

グランドオープン：2024年7月1日

公式ウェブサイト：https://blanc-fuji.com/

公式インスタグラム：https://www.instagram.com/blanc.fuji/

BLANC HOTEL

会社名　：株式会社BLANC

所在地　：〒106-0032

東京都港区六本木1-4-5 Ark Hills South Tower 16F Wework

代表者 ：山中 拓也（やまなか たくや）

設立 ：2018年5月21日

URL ：https://blan-c.com

事業内容：株式会社BLANCは「場を通して、共創 / 循環 / 思考の余白を提供する」をビジョンとして自由でサスティナブルな居室（移動型スマートホテル）を自社開発し、自然共生型の宿泊施設を自社運営しています。2019年に沖縄県宮古島に初の拠点であるBLANC MIYAKOJIMA（旧RuGu Glamping Resort）を、2024年に山梨県富士吉田市にBLANC FUJIを開業。今後も複数の拠点での新規開業を予定しています。