『今日から腸活』ディリーコラムvol.140 乳糖不耐性、カルシウムの摂取はどうする?

2025.08.08

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「腸活のためにヨーグルトを食べてみたけれど、なんだかお腹がゴロゴロしてつらい…」

そんな経験がある方は、乳糖不耐症かもしれません。

乳糖不耐症とは、牛乳やヨーグルトに含まれる“乳糖”を分解する酵素(ラクターゼ)が少ない体質のこと。

日本人には比較的多いとされており、とくにヨーグルトや牛乳を摂取したあとにお腹がゆるくなったり、張ってしまう人は注意が必要です。

でも、乳製品は腸活の味方として知られている食品。

「腸にいいことをしたいのに、負担がかかるなんて…」と、悩んでしまう方も少なくありません。

さらに、「乳製品を控えているとカルシウムも足りなくなるのでは?」という不安もつきものです。

ですが、ご安心ください。腸活をあきらめる必要はありませんし、カルシウムも乳製品以外からしっかり補うことができます。

 

カルシウム不足のデメリット

 

カルシウムといえば、骨や歯の材料となる大切な栄養素。

 

不足すると将来的に骨粗しょう症のリスクが高まります。

 

転んだだけで骨が折れて寝たきりになってしまう……カルシウムを摂らないと、そんな未来が待っているかもしれません。

 

そのため、牛乳や乳製品が合わない乳糖不耐性の人でも、カルシウムは絶対に摂らなければならない栄養素なのです。

カルシウムを摂る方法

 

乳製品からではなくても、カルシウムを摂る方法はあります。

 

・小魚類から摂取

・緑黄色野菜から摂取

・大豆製品から摂取

・飲料やサプリメントから摂取

 

骨ごと食べられる魚は、カルシウムが豊富な食材。

 

また、佃煮のように長持ちするものであれば、日々の食事にも取り入れやすいですよね。

 

その他、小松菜や水菜などの野菜、納豆やおからなどの大豆製品にもカルシウムは含まれているので、飽きないようにいろいろな食材から摂取しましょう。

 

また、最近ではカルシウムを含む飲料やサプリメントも増えています。

 

原材料表示を見て、最適なものを選んでみるのもおすすめですよ。




 

<監修者プロフィール>

山形 ゆかり

 

薬剤師・薬膳アドバイザー。総合病院の糖尿病病棟での勤務経験を活かし、発酵食品や野菜を積極的に取り入れる生活を実践。牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発に携わった経歴を持つ。

 

手作りの味噌や毎食欠かさずキムチを食べるなど、腸活を意識した食習慣を心がけている。季節の食材や薬膳の知識を活かした料理にも関心があり、日々の食卓で腸にやさしいレシピを探求中。

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X:@chokatsu_today

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