毎日、頑張って栄養バランスに注意を払っても、なかなか変化を感じられない。
献立を考え、料理をする手間や時間を考慮すると、「腸活って本当に意味あるのかな…」と疑問を感じてしまう人も少なくないのでは。
今日のコラムでは、この疑問に薬剤師がお答えします。
腸活は「積み重ね」の習慣

医薬品のように飲んですぐに反応があらわれるものとは違い、腸活は土台を整える習慣です。つまり、始めてすぐに変化を感じられるわけではありません。
腸内細菌のバランスが変化するのは、個人差があるものの数週間~数ヵ月はかかるといわれています。はっきり手ごたえを感じられない期間が続くと、だんだん面倒になったり、いつのまにか意識するのを忘れてしまったりすることもありますよね。
その腸活、本当に自分向け?

SNSやテレビで見かける腸活を試しても、それが自分の体質に合っているとは限りません。
- 発酵食品を食べたらおなかの調子が不安定になった
- 食物繊維を意識して摂ったらお通じが悪くなった
このように、腸活をしているはずなのに、かえってからだに違和感が出る人もいます。
でも、それは当然のこと。
腸活は「誰もが同じことをすればよい」というわけではなく、自分の体質に合う方法を探すのが大事。
スキンケア用品と同じで、好きな芸能人やインフルエンサーの真似をしても同じ変化があるとは限らないのです。
続けやすい腸活をしよう

自分に合うか分からない腸活を、根気よく続けるのは難しいものです。無理なく、長く続けるためには、まず簡単な基本を習慣化することを目指しましょう。
- 1日に1.5Lは水分を摂る
- 睡眠時間を確保する
このような基本の腸活は、実践のハードルが低いですよね。
それに加えて、毎日の食事にサプリメントや健康食品をプラスすることも選択肢のひとつに加えてみてください。
腸活に重要な栄養素が含まれているものを選べば、忙しい人でも続けやすいはずです。
また、やめる勇気も重要です。もし調子が悪くなったり、3ヵ月以上続けても目に見えた変化がない場合は、腸活のやり方を見直しましょう。
ストレス管理の方法を見直したりホルモンバランスの乱れを整えたり、別の切り口を検討することも大事です。
「簡単なことから試してみる」という気楽な気持ちで、腸活を始めませんか?
<監修者プロフィール>

中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。
便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!
