長時間のデスクワークをしていると、つい背中が丸まり、おなかが前に出るような“何となく疲れた立ち姿勢”になっていませんか?
その状態、猫背と反り腰が合わさった「スウェイバック姿勢」かもしれません。
放置すると肩凝り・腰痛・頭痛など不調の原因にも。
この記事ではスウェイバック姿勢の特徴・原因・リスクを解説し、自宅でできる簡単なチェック&改善プログラムをご紹介します。
1.猫背+反り腰のWパンチ!スウェイバック姿勢とは

スウェイバック姿勢とは、骨盤が前にスライドして上半身が後ろに倒れ、バランスをとるために頭が前に出ている(猫背)姿勢のことです。猫背と反り腰の悪いところを合わせたような姿勢であるため、「猫背・反り腰タイプ」と呼ばれることもあります。
このスウェイバック姿勢は、からだの重心が正しい位置からズレて関節や靭帯に負担がかかってしまうため、原因を知って対策することが大切です。
1-1.スウェイバック姿勢になる原因
スウェイバック姿勢になってしまう大きな原因は、運動不足や筋力低下だといわれています。デスクワークなどで同じ姿勢が長時間続くと、筋力が低下したり、筋肉が凝り固まりやすくなったりします。とくに、インナーマッスル(体幹を支える筋肉)の筋力低下やハムストリングス(太もも裏の筋肉)が固くなってしまうと、無理にからだを支えようとして、崩れた姿勢になってしまうかもしれません。
1-2.スウェイバック姿勢のリスク
スウェイバック姿勢を放置していると、肩凝り・腰痛・頭痛といった慢性的な痛みやだるさにつながることがあります。また、おなかが前に出て重心が後ろへ傾くため、老け見えの要因にもなり得ます。まずは、自分がスウェイバック姿勢になっているかどうかを確認し、適切な方法で対処するのが大切です。
1-3.30秒で完了!壁を使ったスウェイバック姿勢チェック
まずは自分の姿勢がスウェイバックかどうか、簡単にチェックしてみましょう(あくまで目安です)。
セルフチェック手順
1. 壁にかかとをつけてまっすぐ立つ。
2. お尻・背中〜肩甲骨・後頭部を無理なく壁につける。
3. 腰と壁の間に手を入れてスキマをチェックする。
腰と壁の間に手のひらが入るスキマがあり、背中の上(脊椎)が曲がっておなかを突き出すような姿勢になっている場合はスウェイバック姿勢の可能性が高いです。
2.スウェイバック姿勢を整えるプログラム

日々取り入れやすいトレーニングとストレッチをご紹介します。すべての項目で共通するのは「呼吸を止めないこと」。無理せず、心地よくからだを動かしましょう。
2-1.プランク

1. うつ伏せになって、ひじを肩の真下につく。
2. つま先を立てて、お尻を持ち上げる。
インナーマッスルを鍛えるトレーニングです。頭からつま先まで一直線を保ち、30秒を目標に挑戦しましょう。
2-2.ヒップリフト

1. 仰向けでひざを立てる。
2. 両手はからだの横に置き、お尻を持ち上げる。
3. 肩からひざまで一直線をキープし、ゆっくりお尻を下げる。
お尻の穴をキュッと閉めながら持ち上げるのがコツ。まずは30回を目標にしましょう。
2-3.ハムストリングスのストレッチ

1. 四つん這いになる。
2. 右足を両手の間から前に出す。
3. お尻を後ろに引いて前脚のひざを伸ばし、つま先を天井に向けて30秒キープ。左右同様に行う。
前に伸ばした脚の太もも裏の伸びを感じましょう。
2-4.胸を開くストレッチ

1. 四つん這いになり、手は肩の下、ひざは脚の付け根の下に置く。
2. 両手を前へ伸ばしつつ、胸と脇を床に近づける。
3. ひたい、もしくはあごを床につけて10秒キープ。
肩凝り解消にも効果的です。首をすぼめないよう注意してください。
3.つらい肩凝り・頭痛には漢方薬でアプローチ

セルフケアに加えて、漢方薬で内側から心とからだのバランスを整えるのもおすすめです。血流を促して筋肉をゆるめたり、疲労を軽減したりする働きのあるものを選びましょう。
<おすすめの漢方薬>
・葛根湯:筋肉の痛みや緊張をゆるめ、首や背中の凝りをほぐします。
・桂枝茯苓丸:水分代謝を改善し、頭部にたまった余分な水分を排出します。
自分に合った漢方を見つけるには「あんしん漢方」のオンライン相談が便利です。スマホで気軽に専門家に相談でき、お手頃価格で続けやすいのが魅力です。
4.姿勢改善の第一歩は「気づき」から
スウェイバック姿勢は放っておくと不調を招きますが、日々のトレーニングやストレッチで改善が目指せます。自分の姿勢を確かめて、心地よい習慣を今日から始めてみましょう。
<この記事の監修者>
ヨガインストラクター・ライター
高橋 かなこ

RYT200修了インストラクター。デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスンを得意とする。美しい体作りのために、食や思考の大切さを発信中。
漢方監修
あんしん漢方薬剤師
木村 英子

薬剤師・臨床検査技師。西洋医学をベースに、東洋医学からのアプローチも取り入れたアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。
