からだを健康に保つには、水分補給がとても大切です。とくに、おなかが緩くなると水分や電解質も大量に排出してしまうので、脱水につながる恐れがあります。
一方で「水分を摂りすぎたから、下痢になったのかな」「水分を摂るとおなかが緩くなりそうだから控えたほうがいい?」と考えてしまう人も少なくありません。
今日のコラムでは、おなかが緩い体質の人に知ってほしい水分補給のコツについて解説します。
おなかが緩いときの水分補給のコツ

「おなかをくだしてしまったから、たくさん水分を補給しよう」というのはおすすめしません。冷たい水を大量に飲むと、胃腸が刺激されて不快感が増す恐れがあります。
下痢のときは、1口ずつを数分おきにゆっくりと飲む方が、からだへの負担は少なくなります。コップ1杯の水でも一気に飲まないように気をつけましょう。冷たい水を避け、常温の水や白湯がおすすめです。
水分以外に摂りたいもの

下痢をしたときに失われるのは、水分だけではありません。ナトリウムやカリウムなどのミネラルが水に溶けた電解質も失われるので、経口補水液も利用しましょう。ただし、経口補水液は塩分や糖分が含まれているので、高血圧や腎臓病などの持病がある人は医師や薬剤師に相談してから飲むようにしましょう。
おなかが緩い人が避けたい飲み物

下痢をしやすくおなかが弱い体質の場合は、糖分の多い飲み物や冷たい飲み物はなるべく避けるようにしましょう。
また、アルコールは利尿作用があるため脱水につながる恐れがあります。胃腸に負担をかけやすいとされているので、できるだけ控えましょう。
食欲がないときは、糖分が多いジュースや炭酸飲料が飲みやすく感じるかもしれませんが、糖分によっておなかが緩くなる体質の人もいるので注意してください。同様に、牛乳も下痢を悪化させる恐れがあるので注意が必要です。
下痢が数日以上続く場合や、激しい腹痛や発熱を伴う場合は、水分補給だけで対処することはできません。速やかに医療機関を受診してくださいね。
<監修者プロフィール>
山形ゆかり(やまがたゆかり)|薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター

糖尿病病棟での勤務経験から、予防医学と食事の重要性を痛感し、薬膳・発酵・フェムケアの専門家として独立。「腸内環境は健康の土台」の信念とエビデンスを軸に、飲食店や薬膳サロンなどの開発・レシピ監修に携わる。私生活でも、自家製味噌やキムチを欠かさない攻めの腸活を実践。季節の食材と薬膳を組み合わせた独自の「腸にやさしいレシピ」を探求し続けている。
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