エステサロンのように、アロマやマッサージなどでゆったりくつろげる場所……。最近のサウナは女性専用の店舗があることはもちろん、癒しや美容の効果もあるスペースとして人気が高まっています。
サウナといえば熱くておじさんがいる場所というのは、もう過去の話。メンタルが落ちがちな女性は、サウナで心とからだを整えてみてください。リラックスしながら気持ちがリセットできて、気分が前向きになります。
本記事では、サウナの効果や正しい入り方などを解説します。おしゃれなリフレッシュ空間で、からだの内側も外側もケアしてあげましょう。
サウナに期待される効果
サウナは、80〜90℃の熱気を浴びる入浴法です。高温の熱気により血流が上がることで、からだにさまざまな効果が期待できます。
リラックス効果が得られる
サウナに入ると温かさを感じることで、副交感神経が優位になります。すると仕事やストレスで活発になった交感神経が落ちついて自律神経のバランスが整い、リラックス効果が得られるようになるのです。
お肌の老廃物を排出できる
サウナは、汗でからだの内側から老廃物を排出するので、美容効果も期待できます。また、血行がよくなって皮膚に栄養が行きわたり、美肌ケアにもつながります。
代謝がアップする
サウナに入ると血圧が下がり、代謝率が25〜33%増加することが、海外の実験でわかっています。(※1)
サウナ後は体内の水分が失われて一時的に体重が減少することは広く知られていますが、こうした効果だけでなく、代謝を上げてやせやすいからだづくりのサポートをしてくれるのです。
正しいサウナの入り方
サウナに入るときは、正しい入り方で入浴すると効果があります。
(1) からだをよく洗い、しっかりタオルで拭いてからサウナ室に入ります。
(2) リラックスして、座るか横になります。
(3) 入浴時間の目安は8〜12分程度。初めての人は少し短めにしてもいいでしょう。
(4) サウナを出たらシャワーや水風呂で刺激を与えます。再びサウナに入り、これを2~3回繰り返します。
(5) 最後にシャワーか水風呂でからだの熱を冷ましましょう。外に出たら水分補給をしつつ、しばらく休養します。
サウナの効果を上げるコツ
サウナには目的に応じて効果をあげるコツがあります。
疲れをとりたいなら熱めのサウナ
疲れには、比較的高温のサウナに入るといいでしょう。お風呂に入ってからサウナに入ると汗がよく出ます。疲労物質が排出されれば、肉体疲労は回復します。
美容目的なら低温サウナでじっくり
美容のためなら、ぬるめのサウナに入り、お風呂を併用してじっくりと汗を出すのがポイントです。サウナで汗腺が開いたら、やさしくからだを洗いましょう。角質が柔らかくなっているので、しっかり汚れを落とすことができます。
ダイエットならくりかえし浴が効果的
ダイエットには、くりかえし浴でたくさん汗をかくのが効果的。10分ほど入って汗をかいたら出て、汗がひいたら再び入るのを3~4回くりかえしましょう。汗をかきにくい人は、先にお風呂に浸かると汗が出やすくなります。(※2)
疲れがたまったら漢方薬もおすすめ
どうしても疲れが抜けないときは、漢方薬もおすすめです。漢方薬は、「肉体的な疲労」と「精神的な疲労」に同時にアプローチすることができます。疲れには、次のような働きのある漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。
・消化・吸収機能を高めて栄養を全身に届け、心とからだを元気にする
・自律神経を整えて、ストレスによる疲労を減らし、睡眠の質を上げる
・血流をよくして疲れた筋肉をほぐす
<疲れにおすすめの漢方薬>
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
- 胃腸の働きを高め、気(エネルギー)を作ることで心とからだを元気にします。
- 体力や気力を充実させます。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 自律神経のバランスを整え、肉体疲労やストレスによる精神疲労を和らげます。
- いらいらや不安感、不眠などを改善します。
漢方薬は、さまざまな症状改善に効果が認められていますが、自分の体質に合った漢方薬を試すなら「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみましょう。漢方に精通した薬剤師があなたに合った漢方薬を選び、自宅まで郵送してくれるので、忙しくて時間のない方にもおすすめです。
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サウナで前向きになろう
サウナには美容効果だけでなく、リラックス効果もあるためメンタルが落ち気味の女性にはとくにおすすめです。
サウナの効果や正しい入り方を理解し、心とからだを整えて、リフレッシュケアをしてあげましょう。
<参考サイト>
(※1)Some cardiovascular and metabolic effects of repeated sauna bathing
https://doi.org/10.1111/J.1748-1716.1986.TB07952.X
(※2)日本サウナ・スパ協会「サウナならではの身体効果」https://www.sauna.or.jp/kisochishiki/saunabook_5.html
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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