『今日から腸活』ディリーコラムvol.222 仕事でイライラしがち?ストレスに強くなる“からだ”へのアプローチ

2025.12.01

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「また上司に理不尽に怒られた……」

「宝くじが当たったら、仕事を辞められるのになぁ」

こんな風に仕事のストレスを抱える人って多いですよね。

忙しい毎日のなかでイライラや不安をためこむと、心だけではなくからだの不調を引き起こす要因になります。

心身のバランスが崩れてしまう前に、薬剤師の視点からストレス社会を乗り切る秘訣を紹介します。

 

イライラの正体

 

怒られた瞬間にカチンとくる! ……だけではなく、ずっとイライラが続いてしまうときってありますよね。

 

そのストレスの正体は、自律神経の乱れにあるかもしれません。

 

ストレスを感じると、からだは「戦闘」もしくは「逃亡」モードになります。

 

このとき、からだのなかで働いているのが交感神経です。

 

一時的に緊張状態を保って自分を守ってくれますが、交感神経が優位な状態が長く続くと、胃腸の働きが低下して便秘や食欲不振を引き起こしたり、なかなか眠れなくなったりすることがあります。

 

ストレスがたまるとおなかの調子が悪くなったり、眠りが浅くなったりするのは、単に気持ちの問題だけではないのです。

 

心の乱れによって自律神経が乱れ、腸の不調を引き起こし、さらに心に悪影響を与えるのです。

仕事中にできる「ながらリセット」

 

ストレスをためると、心身に不調を及ぼします。

 

でも、仕事中は忙しく、人目もあるので、うまく発散するのが難しく感じられるかもしれません。

 

そこで、仕事中でもできる「ながらリセット」方法でおすすめなのが、ひとまずの深呼吸。

 

息を長く吐くだけで副交感神経が優位になり、からだをリラックスさせることができます。

 

イライラしたときだけではなく、会議の前後や昼休みなどの隙間時間でも十分です。

 

軽く背伸びをしたり、ちょっと自動販売機まで歩くのもおすすめ。

 

血流が改善して脳に酸素が回ると、思考も前向きになるはずです。

ストレスに強いからだを作るために

このご時世、ストレスを完全に避けることはほぼ不可能です。

 

だからこそ、「ストレスに強いからだ」を作ることが大切です。

 

ストレスに強いからだを作るキーは、腸。

 

腸は幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを産出する器官で、腸の環境が整うと気持ちも安定しやすくなるといわれています。

 

「心を鍛える」ことも大切ですが、それは大変ですし時間もかかります。

 

まずはからだからアプローチすることで、自分の心身を守ってみませんか?



 

<監修者プロフィール>

 

 

 

 

 

中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。大学卒業後、病院薬剤師として勤務。その後、漢方相談薬局にて食事と生活習慣の見直しから得られる健康に興味を持ち、そのひとつとして腸活ファスティングの魅力に感銘を受ける。

便秘やアトピー、自律神経の乱れなどの悩みは腸活ファスティングと、深く結びつきがあることを実感。現在は、腸活サポート薬剤師として積極的に発信中。プライベートでは長男と双子姉妹の3人育児に奮闘中。一食一発酵食品を心がけて毎朝のルーティンは納豆と味噌汁!

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