藤井美樹WeeklyコラムVol.17 人との関係を整える。距離感は自分の軸から生まれる

2026.01.15

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こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。

これまでこのコラムでは、
外見、行動、感情、そして脳の状態と、
自分自身のコンディションを整えることについてお話ししてきました。

自分が整ってくると、不思議と次に気になってくるのが
「人との関係」ではないでしょうか。

今日はその中でも、
多くの人が一度は悩んだことのある人との距離感について考えてみたいと思います。

 

人との距離感に、いちばん悩んでいた頃

振り返ると、私自身がいちばん距離感に悩んでいたのは、思春期でした。
どう振る舞えば正解なのか。
どこまで踏み込んでいいのか。
相手の反応を見ながら、常に空気を読んでいた気がします。

当時の私は、「自分がどうしたいか」よりも、
「何が正解か」を基準にしていました。

どのコミュニティに属しているか。
どんな立ち位置にいるか。
所属そのものが、自分のカラーを決めてしまうように感じていたのです。

自分の軸が定まっていないとき、人は相手を見るしかありません。
嫌われないように。
浮かないように。
間違えないように。

距離感は、選ぶものではなく、探るものになっていきます。


距離は、相手ではなく「自分の軸」から決まる

でも本来、人との距離はもっと自由でいいはずです。
一緒にいたい人とは一緒にいる。
そうでない人とは、無理に近づかない。

それだけのことなのに、
それが難しく感じてしまうのは、
自分の軸がまだ育っていないからなのだと思います。

距離を取ることは、冷たさでも拒絶でもありません。
自分を守るためであり、相手を尊重するための選択です。
そしてそれは、相手をどう思うかではなく、
自分がどう在りたいかから決まっていきます。

年齢を重ねるにつれて、
私は少しずつ「選べる感覚」を持てるようになりました。

すべての人に好かれなくていい。
すべての関係を維持しなくていい。

そう思えるようになったとき、
距離感の悩みは、驚くほど減っていきました。


人との関係を整える前に、自分との関係を整える

自分は何を大切にしているのか。
どんな時間を心地よいと感じるのか。

そこがはっきりしてくると、
人との距離は、無理に調整しなくても自然と定まっていきます。

距離感をうまく取ろうとしなくていい。
その前に、自分の軸に目を向けてみる。

関係に余白をつくる第一歩は、
案外そこから始まるのかもしれません。

そして、距離感は「内側」だけで完結するものではありません。
言葉や態度、第一印象といった形で、自然と外にも表れていきます。
次回は、信頼を損なわずに距離を保つための、もう一歩先の話をしてみたいと思います。

 

【プロフィール】

藤井美樹
株式会社STAGE・Cport代表。
“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。

・装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
・脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
・美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》

働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、
「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。

自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。
国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、
一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。

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