藤井美樹WeeklyコラムVol.23 整えることは、自分を生きること

2026.02.26

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こんにちは。
株式会社STAGE・株式会社Cport代表の藤井美樹です。

このコラムではこれまで、
外見、行動、感情、脳、人との関係、環境と、
さまざまな視点から「整える」というテーマを扱ってきました。

振り返ってみると、
それらはすべて別々の話ではなく、
ひとつの場所に向かっていたように感じています。

それが、
自分を生きる、ということです。

整っていなかった頃の私は、
「自分」を生きていなかった

思春期の頃、私は外見へのコンプレックスから、
「人からどう見えるか」を基準に生きていました。

コミュニティの中ではぐれないように。
悪目立ちしないように。
気づけば、多数派の意見の影に隠れるような選択ばかりをしていました。

会社員時代も、
自分の目的を生きていたというより、
誰かの目的の一部として時間を使っていた感覚が強くあります。

目覚まし時計に起こされ、
満員電車に乗せられ、
残業させられているような日々。

頑張っているはずなのに、
今の努力が未来につながっている実感がない。
「使い捨ての時間」を生きているような感覚でした。

整えることで、人生が
「自分の手に戻ってきた」

一番変化を感じやすかったのは、外見でした。
コンプレックスを一つずつ解消していくことは、
自分に打ち勝った証であり、
結果だけでなくプロセスそのものが自信になっていきました。

同時に、
目的や目標を具体的に定め、
それを達成するための考え方やプロセスを、
先を歩く人たちの足跡から学ぶようになりました。

自分の人生だからといって、
すべてをオリジナルで考える必要はない。

ライト兄弟のように空を飛ぶ挑戦をしているわけではないなら、
先人を真似ることは、近道でもあり、誠実な選択でもある。

F1レーサーが車を一から作らないように、
自分は「運転」に集中すればいい。
そう思えたことで、軸が定まり始めました。

整うとは、削ぎ落とすことでもある

整える過程で、
やらなくなったこともたくさんあります。

意味のないつるみ。
愚痴や不満を吐き出すだけの会話。
テレビやニュースを何となく流し見る習慣。

食べるものも、
心や体にノイズになるものは、少しずつ手放しました。

そして何より、
一人で抱え込むことをやめました。
専門家や、すでに結果を出している人の考えを、
素直に借りるようになったのです。

整えることは、自分の人生を引き受けること

自分の軸は、頭で考えるだけでは身につきません。
体験し、実践し、転び、また立ち上がる。
その回数とスピードを重ねる中で、少しずつ育っていきます。

紙に書き出す。
一度寝る。
腸内環境を整える。

そんな一見地味な行為も、
自分を客観視し、戻るための大切な手段でした。

整えるとは、
人生を最適化することではありません。

自分の人生を、
誰かに委ねるのではなく、
自分で引き受けて生きること。

成功に負荷は必要でも、
苦労は必須ではない。

自分を好きでいながら、
今も未来も、周りも含めて前に進める。
それが、私にとっての「整える」という在り方です。

次回は、
その在り方を支える「時間」に目を向けます。
自分を生きている人は、
どんな時間の使い方をしているのか。
あらためて考えてみたいと思います。

PROFILE

藤井美樹

 

 

 

 

株式会社STAGE・Cport代表

“装い・内面・健康を整える”を軸に、複数のブランドを展開。

  • ・装いの自己実現を支援する《オーダースーツサロン|Visionné》
  • ・脳と心を整える《ドライヘッドスパサロン|Salon by Papillons et nature》
  • ・美容と健康を支える《オーガニックセレクトショップ|Papillons et nature》

働く人たちが、日々のパフォーマンスや判断力、人との関係性をよりよくするために、「整えること」からライフスタイルを見直す支援を行っている。自身の経験を活かし、講演・執筆活動を通してキャリア設計やセルフマネジメントをテーマに発信。国家資格を持つ管理栄養士や熟練のスタイリストなど、各分野のプロフェッショナルと連携し、一人ひとりに合わせた実践的なサポートを届けている。

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