都心化の進展と街の明かりの増加で蛍の個体数が激減していると言われている近年、大都会で蛍が生育できる自然を守り後世へ繋いでいきたいという想いを込めて、ホテル椿山荘東京では敷地内の庭園で蛍の飼育活動がされているのを皆さんご存知でしょうか。
その歴史は1952年の戦後に藤田観光 創業者の小川栄一氏の思想の下、椿山荘が開業したころに遡ります。
開業から2年後、寄贈でいただいた10500匹の蛍を広大な庭園で観賞したのが始まりで現在にまで続いています。
2日間限定のほたるの夕べ 70周年記念「ほたる満喫ステイ」
2024年5月11日(土)に今年の蛍の初飛翔が庭園で確認されており、蛍をメインにしたこの特別プランは2日間の限定で各日15室のみの販売となります。
ホテルスタッフの方による蛍の生体についての講演や、広大な庭園の紹介、オリジナルのキッズアクティビティーが愉しめ、更にこの日の特別な季節感あふれる「ほたるの夕べ ディナービュッフェ」もいただけます。
期間: 2024年5月31日(金)、6月8日(土)
庭園内の蛍観賞おすすめスポットの紹介
1. ほたる沢
赤い弁慶橋の下を流れるほたる沢には、蛍の餌となるカワニナが生息できる環境が整えられています。橋から眺める蛍たちの光の舞はとても幻想的です。
2. 古香井
「古香井」には、秩父山系からの清らかな地下水が湧き出ています。東京の名水の一つとされるこの湧水の周辺にもたくさんの蛍が飛び交います。
3. 水車・ビオトープ
蛍たちは、水車の周辺でも美しい光の舞を見せてくれます。昔ながらの日本の里山のような、のどかで懐かしい風景を楽しめるスポットです。ビオトープが設置されています。
4. ほたるの洞窟ビオトープ
蛍が好む水辺の環境を活かして設置した、室内環境のビオトープ(生物空間)。屋内なので雨の日もゆっくり、より近くで観賞できます。
地域小学生の自然学習として蛍の放流式を実施
ホテル椿山荘東京では2003年より地域の小学生を対象に「蛍の幼虫放流式」を毎年開催しており(2021年はスタッフのみ)子供たちが蛍の生体を学び、川に放流した幼虫が成虫になる様子を観察することで自然と命の大切さを感じられる機会を設けています。
地元の方々の支えとホテル椿山荘東京の長年の取り組みにより、減少傾向にある蛍の生体は大都会の中でも毎年我々の目を楽しませてくれています。
まとめ
大都会で見られる2日間限定の特別プランをご紹介しました。
皆さんいかがでしたでしょうか。
地域の子供たちと作り上げるこの企画は初夏にぴったりで、大人は童心に帰り、子供たちは新たな発見となる事と思います。
ぜひご家族でご覧いただいてはいかがでしょうか。
詳細・画像提供: ホテル椿山荘東京