美肌を育む腸活の力!管理栄養士が教えるシンバイオティクスの新習慣

2025.02.14

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「肌荒れに悩んでいるけれど、スキンケアだけでは効果が感じられない……」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、肌の調子をよくするには、腸内環境を整えることも大切です。
今回は、腸内環境と美肌の関係や、腸活に役立つ具体的な方法をご紹介します。
内側からのケアで、美肌を目指しましょう。

 

美肌のカギは腸内環境の改善

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腸内環境が肌と深く関係しているのはご存じでしょうか?

腸の状態が乱れると、肌荒れやニキビができやすくなることがわかっています。

腸は食べ物の消化吸収や免疫機能の調整役。

その働きが低下すると、老廃物が体外に排出されにくくなり、血液を通じて全身に影響を及ぼします。

その結果、肌の状態が悪化する原因になるのです。

腸活のポイント「シンバイオティクス」とは

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腸内環境を整えるには、「シンバイオティクス」という方法がおすすめです。

シンバイオティクスとは、プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせて腸内環境を改善する方法のことです。

プロバイオティクスとなる食材

プロバイオティクスとは、腸内の善玉菌を増やす働きをするビフィズス菌や乳酸菌などのことを指します。

善玉菌はからだにとってよい働きをする菌のことで、悪玉菌の増殖を抑えたり、有害物質を体外に排出するのを助けたりする役割を持っています。

具体的には、以下の食材を積極的に取り入れるといいでしょう。

 

  • ビフィズス菌:ヨーグルト、チーズなど
  • 乳酸菌:チーズ、キムチ、納豆、味噌など
  • 酪農菌:ぬか漬け、臭豆腐

 

その他、甘酒なども、プロバイオティクスのひとつです。

これらの食品を上手に食事に取り入れれば、腸内環境が整いやすくなり、美肌や健康のサポートにつながります。

プレバイオティクスとなる食材

一方のプレバイオティクスは、腸内の善玉菌を育てるエサとなる成分です。

主に食物繊維やオリゴ糖が該当します。

 

  • 果物類:バナナ、りんご、プルーンなど
  • 野菜類:ごぼう、にんじん、芽キャベツなど
  • 豆類:大豆、大豆製品など

 

その他、海藻類やきのこ類、いも類などもプレバイオティクスに含まれます。

プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせることで、相乗効果が期待できるのがシンバイオティクスの魅力です。

実は簡単!管理栄養士が教えるお手軽シンバイオティクス

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シンバイオティクスは、日々の食事にちょっとした工夫を加えるだけで実践できます。

ここでは、簡単に試せる方法をご紹介します。

納豆にキムチをプラス

納豆は腸内環境にいいナットウキナーゼを含み、キムチには乳酸菌がたっぷり。

これらを組み合わせると、善玉菌とそのエサを同時に摂取できます。

ヨーグルトにリンゴ&バナナをプラス

ヨーグルトの乳酸菌に、りんごやバナナの食物繊維をプラスすれば、手軽にシンバイオティクスが実践できます。

朝食やデザートにぴったりの組み合わせです。

お味噌汁の具はわかめをチョイス

発酵食品である味噌に、食物繊維が豊富なわかめを加えると、腸内環境がさらに整います。

日本の伝統食を活用した、手軽な方法です。

内側から美肌を目指すなら漢方薬もおすすめ(情報提供:あんしん漢方)

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腸活に取り組むだけでなく、漢方薬も取り入れると、より効果的に美肌を目指せます。

漢方薬は、乱れたからだのバランスを根本から整えることで、腸内環境や肌の状態を改善。

とくに、「肌に潤いを与える」「血流をよくして肌に栄養をいきわたらせる」「水分代謝を促して、老廃物を排出する」「肌の乾燥で生じるかゆみや炎症を改善する」などの働きがある漢方薬を選ぶといいでしょう。

具体的には以下のような漢方薬がおすすめです。

 

<美肌対策におすすめの漢方薬>

  • 桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血流を改善して肌に栄養を届け、水分代謝をよくして肌のターンオーバーを正常化する漢方薬です。

肌荒れ、シミやニキビに悩む方に用いられます。

 

  • 当帰飲子(とうきいんし)

肌に栄養と潤いを与えることで、乾燥を防いでかゆみを抑えます。

冷え症で、乾燥性のかゆみに悩む方に用いられます。

 

自分に合った漢方薬を探すには、プロに相談できる「あんしん漢方」というサービスがおすすめです。

漢方薬に精通した薬剤師がAIを用いながら体質に合った漢方薬を提案してくれるので、初めて漢方に挑戦する方でも安心。まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

 

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10010&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=250211

 

美肌への近道は腸内環境から

肌荒れが気になるとき、スキンケアだけに頼るのはもう終わり。

これからは内側からのケアも同時に行っていきましょう。

腸内環境を整えることは、美肌への近道でもあります。

シンバイオティクスを日々の食事に取り入れたり、必要に応じて漢方薬を活用したりすることで、からだの内側から輝く肌を手に入れることができます。

まずは、できることから始めてみてくださいね。

 

<この記事の監修者>



 

あんしん漢方 管理栄養士
小原水月(おはらみづき)

管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。

自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれるレシピを発信中。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=211231g6sdf10010&utm_source=shindere&utm_medium=referral&utm_campaign=250211

 

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