食欲の秋に負けない!秋太りを防ぐ“おいしく食べて太らない”ためのひと工夫

2025.10.24

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実りの秋は、旬の食材が豊富でついつい食欲が増してしまう季節です。しかし、「毎年この時期に体重が増える……」という人も少なくないかもしれません。

秋太りの背景には、日照時間の減少によるホルモンや遺伝子の働きの変化、さらには秋ならではの高カロリー食材の存在があります。とはいえ、おいしいものを我慢するのはつらいもの。

そこで今回は、秋太りのメカニズムと、おいしく食べながら太らないための賢い食べ方について解説します。


食欲が止まらない…なぜ秋は太りやすいの?

 

秋になると食欲が増し、食べ過ぎてしまうのには理由があります。気温や環境の変化だけでなく、体内のホルモン分泌や遺伝子の働きが深く関わっているのです。

セロトニンが減少する

秋は日照時間が短くなります。太陽光を浴びる時間が減ることで、脳内で分泌される「セロトニン」が不足しやすくなります。

セロトニンは気分を安定させるだけでなく、食欲を抑える働きも持つ重要な神経伝達物質です。

不足するとイライラや不安を感じやすくなり、甘いものや炭水化物を無性に欲する傾向が強まります。そのため、秋は自然と食欲が増してしまうのです。

からだが脂肪をためやすくなる

秋はからだが「冬に備えよう」とする季節。日照時間の減少に伴い、脂肪をためこみやすい「BMAL1(ビーマルワン)」という時計遺伝子の働きが強まります。

BMAL1が増えると、同じ量の食事でも脂肪として蓄積されやすくなります。とくに夜遅くはBMAL1が活発になっており、夜食や遅い夕食は体重増加の大きな要因になるでしょう。(※1)

秋の食材は高カロリーになりがち

カロリーの高い食材が旬を迎える秋。さつまいもやかぼちゃなどのでんぷんをためこむ作物は加熱によって糖質が増え、甘みが強くなります。

また、魚もさんまやサケなど脂がのった種類が豊富に出回り、これらは栄養価が高い一方でエネルギーも多くなります。

旬の味覚は魅力的ですが、食べ過ぎには注意しましょう。

おいしく食べて太らない!食生活の賢い工夫

 

秋太りを防ぐポイントは「食べない」のではなく「賢く食べる」ことです。日々の食生活を少し工夫するだけで、旬を楽しみながら体重管理が可能になりますよ。

食べる順番を変える

食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」を実践しましょう。野菜に含まれる食物繊維が糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を防いでくれます。

血糖値の乱高下は食欲を暴走させる原因になるため、野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べることを意識するだけでも、太りにくい食習慣を作りやすくなりますよ。(※2)

タンパク質と食物繊維を意識して摂る

満腹感を持続させるには、タンパク質と食物繊維の摂取が重要です。タンパク質は筋肉を維持し代謝をサポートします。ささみ、鶏むね肉、かつお節、大豆製品、卵などを積極的に取り入れましょう。

また、食物繊維は消化吸収をゆるやかにし、腸内環境も整えます。きのこ、根菜類など、食物繊維が豊富な秋の旬食材も多く、食卓に取り入れやすいのが魅力です。

これらを意識的に組み合わせれば、自然と食べ過ぎを防ぎやすくなります。

食べる時間を見直す

食事時間の見直しも秋太り対策には欠かせません。

とくに夜遅くに摂る食事は、BMAL1が活発に働いて脂肪をためこみやすくなります。22時以降の食事はなるべく避け、遅くなってしまう場合は消化にいいスープやサラダなどで軽めに済ませましょう。(※1)

脱・秋太り!漢方薬の力で巡りのいいからだへ

 

秋太りの解消・予防には、漢方薬の使用もおすすめです。からだの根本からアプローチするので、太りにくく、痩せやすい体質を目指せます。飲むだけなので忙しい毎日にも取り入れやすいですよ。

 

気になる脂肪には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。

・余分な脂肪の吸収を抑える
・代謝を上げて脂肪を燃焼しやすくする
・自律神経を整えてストレス過食を防ぐ

 

<ダイエットにおすすめの漢方薬>

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

脂質代謝機能を改善し、ためこんでいる脂肪を減らすのに役立ちます。おなかの脂肪が気になり、便通が悪い人におすすめです。(※3)

 

・大柴胡湯(だいさいことう)

からだの余分な熱を取り除き、肝(胆のう、膵臓、肝臓)の働きをよくして、脂質代謝を改善します。ストレスによる過食傾向で、肩こりがある、便秘になりやすい人におすすめです。(※4)

 

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶのが重要です。

どのように選べばいいか悩むときは、「あんしん漢方」のようなオンラインサービスを利用してみましょう。

「あんしん漢方」は、AI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。お手頃価格でお財布にもやさしいので、理想のウエストを手に入れるまでしっかり続けやすいのも魅力です。

 

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おいしく食べて太らない秋にするためには

秋は食欲を刺激する要因が多い季節ですが、仕組みを理解し、食べ方や時間を工夫すれば太らずに旬を楽しめます。ベジファーストやタンパク質・食物繊維の摂取、食事時間の調整はすぐに取り入れられる習慣です。

今年の秋は「おいしく食べて太らない」を合言葉に、心もからだも満たされる日々を過ごしてみませんか。

 

参考サイト

(※1)総合健診推進センター「夜遅い食事はなぜ太る?」

https://www.ichiken.org/blog/3178-20250106/

(※2)神戸きしだクリニック「ベジファーストが血糖値に与える効果とは – 糖尿病予防の食事術」

https://kobe-kishida-clinic.com/diabetes/veggie-first-blood-sugar-2/

(※3)くすりのしおり「ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)」くすりの適正使用協議会

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8883

(※4)くすりのしおり「ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)」くすりの適正使用協議会

https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=7877

<この記事の監修者>

 

 

 

 

 

 

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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